話し合い次第で、さらに自動車保険料負担を軽くする方法も!
必要な保険をチェックした後は、トクする入り方もチェック!
親の等級を引き継ぐ方法です。セカンドカー割引が使えるということは、親は11等級以上の等級を有する自動車保険を持っていることになります。この等級を子が引き継ぎ、親はセカンドカー割引で7等級の自動車保険に新たに入りなおすのです。Aさんのケースで説明しましょう。
Aさんのお父さん(50歳男性)は20等級(事故なし)です。図表2から等級係数が0.37であることがわかります。
Aさんが父親の等級を引き継ぐと、20等級の無事故係数(0.37)が適用になります。お父さんは7等級の新規等級係数の適用となりますが、50歳で、お父さん以外に免許を持っている家族はAさん以外にいないので、「26歳以上補償」の7等級係数(0.6)が適用になります。
お父さんの自動車保険料はこれまでよりも高くなりますが、Aさんの等級係数が0.89(21歳以上補償・新規7等級)→0.37(継続加入の無事故係数・20等級)と、大幅に低くなります。2台分の自動車保険の合計額は、父が子に等級を譲ったほうが格段に安くなるはずです。
自動車保険で、親の等級を引き継ぐときの注意点
ガイド「お父さんの等級を引き継げるのは同居している間だけです。同居中に車を買って、お父さんが加入している自動車保険に連絡して、車両入替の手続きを行ってください。そして、お父さんはセカンドカー割引を使って、新たに自動車保険に加入すること。手続きの仕方は、保険会社に聞けばちゃんと教えてくれますよ。時にはお父さんに甘えてみては?」私がそういうと、にんまり笑ったAさん。次のボーナスで実行に移すべく、父親に認めてもらうために車の頭金づくりに精を出しているそうです。車を買うなら、親と同居しているときに……ですね。
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