学生の恋

娘の恋を心配する気持ちは、親になってみるとわかるのですが……

感情を出すことを嫌う母にとって、恋愛で心乱れる姿は、見るに堪えないもの。そのころの私の恋など、心乱されるほどのものではありません。幼少期いつも男の子と遊んでいた私にとって、当時の彼氏は、その延長線上のようなもの。でも、母は恋を否定し、彼のことを批判し、二人の行動を制限しました。今思うと、私を妊娠から守るためだったのかもしれませんが、私は、いつも罪悪感を覚えながら恋していました。


母親の「男性観」や、両親の関係にも影響される

当時、単身赴任中だった父とは、諸事情により家庭内離婚状態。母は父を蔑み、憎んでおり、その影響も受けました。父親と不仲だった私は、さらに男性不信に。「男女の愛は続かない」「理想の男はいない」と半ばあきらめていました。

両親の関係は、男女関係の基本として大きく影響を受けます。

母親が父親に尽くす関係なら女は尽くすものと認識します。父親が母親に暴力を振るう夫婦なら、それが普通だと思うでしょう。母親が強く父親の存在感が薄い両親なら男性を敬う気持ちは育たないかもしれません。

それが嫌で反対を選ぼうとする人もいるでしょうけれど、いずれにしろ、愛に満たされた理想的な事例を見ていなければ、未来に希望を持ちにくいもの。両親の関係と、自分が受けた影響を、客観的に考える必要があります。

また、仕切るタイプの母に育てられた私は、男女関係に於いて受け身でした。

・「良い子」にしていないと嫌われる
・かわいくしていたら優しくしてもらえる


母との関係が、当時の彼氏や離婚した前夫との関係に、そのまま投影されていると気づいたのは離婚後のことでした。しっかりした母親に育てられた場合、その男性性にも影響を受けるようです。