高い天井の子供室とバルコニー付きの和室
1. キャットウォークから子供室を見下ろす。右の張り出しは小屋裏収納。 |
2. 子供室から北側の和室を見る。床に段差は無い。 |
3. 梯子を上がりきった屋根。ここからの渋谷の街の眺めは抜群。 4. 南側のバルコニー。2帖ほどの広さ。 5. 和室は子供室と床の高さが揃っている。 4. リビング・ダイニングに面したロフトの窓。右は階段の上がり口。 写真は全てMiho Urushido |
3階は6帖ほどの広さの子供室ですが天井高が3.6mもあります。南側は縁なしの畳が敷かれた4畳の和室で、東側のガラス引戸の先にはバルコニーが張り出しています。この和室は、ご両親や兄弟が訪ねてきたときの宿泊スペースとしても使われるそうです。
梯子で木製のキャットウォークに上がり東側を見れば、階段の真上に細長い小屋裏収納が張り出しています。さらに窓を開けるとバルコニーに出られます。外壁に付けられたスチールの梯子を上がれば、9.5mの高さの屋根から渋谷の街並を眺めることもできます。
「オープンキッチンのある明るいLDK」「使いやすい家事動線」「無印のようなシンプルな雰囲気」「無垢材を使った内装」「愛車ミニクーパーの駐車スペースの確保」「狭くても落ち着ける風呂」ばどなど、Iさん夫妻が関尾さんに託した要望はたくさんありましたが、そのほとんどが叶えられました。
たとえ小さく狭い家でも、建築家の関尾さんの「アイデア」と「センス」、工務店のあすなろ建築工房の「技術」と「技能」のコラボレーションによって、都心にパラダイスのような家が完成したのです。
◆建築データと建築家プロフィール