ミュージカル/ミュージカル・スペシャルインタビュー

興奮のダンス『バーン・ザ・フロア』、人気ペアに聞く(3ページ目)

手に汗握るダンス作品『バーン・ザ・フロア』が2年ぶりに来日。ボールルームダンスのイメージを覆す究極のダンスとパワフルな生歌&演奏に、絶対踊り出したくなることうけあい!すべてが最高難度レベル。明日からのエネルギーをもらえます。人気ペアのジェナ・グレンジャー&サント・コスタに直撃インタビュー!

三浦 真紀

執筆者:三浦 真紀

ミュージカルガイド

 

ボールルームダンスは大きな力をもらえる

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ワルツは優雅に。(C)Beytan Erkmen

——ミュージカルに出た経験は?
ジェナ 現在、『バーン・ザ・フロア』は2隻のクルーズ船でショーをやっていて、同じ船で公演をしている『ロック・オブ・エイジズ』にも出ました。サントは演技の経験もあるので、もう1隻の船で『バーン・ザ・フロア』とステージを共にしている『リガリー・ブロンド』に一緒に出演したことも。

——『バーン・ザ・フロア』はナンバーそれぞれにストーリーがあるように見受けられるけど、役作りというのかな?どのように表現を考えているの?

サント ダンスの表現でまず一番難しいのは、言葉を喋れないということ。自分で何を表現したいのか意図をはっきりさせて、そのメッセージをクリアに伝えていくことが大事だと思う。ジェイソンがそのナンバーをどう解釈しているのか、それを自分がどう伝えるのか。お客様がアクセスしやすいような表現にして伝えることが大事かな。
たとえば今回なら「オブジェクション」という2つのグループが対立し合っているナンバーや、「ウンジョルノ」というロマンチックなダンスは明確にメッセージが伝わりやすい。そうではないナンバーの場合、自分がわかっていることをいかにお客さんに伝えるか、挑戦でもあり、難しいところだと思う。
ジェナ 私達は演じているとは思っていないの。ジェイソンがいつも教えてくれるのは、内側に自然に湧き出てくるものをどう表現するのかということ。だから私達カップルと他のカップルとでは、表現が違うかもしれない。大事なのは表現しようとすることではなく、一瞬一瞬の自分を表すこと。

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鍛えた者のみが得られる筋肉美。(C)Beytan Erkmen

——ボールルームダンスを踊っていて楽しい点は?
ジェナ もう最高です!単なる友人同士では経験できないような経験ができるから。ふたりで踊ることにとても意味があり、お互いに相手を尊敬し合っているのを感じられるのよ。
サント ペアで踊るということは、人によってメリットデメリットがあると思う。組んだことが妨げとなってずっと言い争いをしているカップルも過去にはいたよ。僕たちの場合、ペアを組んだことでとても大きな力をもらったと感じてる。お互いをよく理解できるようになったし、結びつきもとても強くなった。僕たちはお互いに理解し合っているので、自分が何を欲しているのかジェナはすぐ気づくし、僕もジェナが求めているものがわかる。たとえば彼女が今日は疲れているなって感じるとサポートしたり、いい関係が築けています。ジェナとはプライベートでも付き合っていて、いろんなことを学んでいます。

——けんかして、ダンスに影響することはないの?
ジェナ&サント ない(きっぱり)。
サント 口げんかはしないな。ふたりともとても熱い性格で自分の意見をしっかり持っている。だから話し合いはよくするよ。
ジェナ お互いにより相手を理解したいと思っていて、それぞれのやり方を尊重もする。
サント でも大体はジェナのやり方に従うことになるんだけど。
ジェナ (爆笑)

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