本場のバールで粋にエスプレッソを!

bar2

整備されたマシーンで、丁寧に淹れたエスプレッソがやっぱり美味しい

イタリアの街を歩けば、どこにでも見つかるBAR(バール)。イタリア人の暮らしに欠かせないエスプレッソコーヒーが飲めるところではありますが、パニーノやコルネット(イタリア風クロワッサン)などの軽食や、水などの飲み物も置いている、いわばイタリアのコンビニ食品部門のような役割もあるため、旅行中にも立ち寄る機会があることでしょう。

とはいえ、バールのメイン商品はエスプレッソ。カウンターで立ち飲みするイタリア人に混ざって、さくっと一杯。せっかくイタリアに行くのなら、本場のエスプレッソを本場のバールで、イタリア風に粋に飲んでみたいものですよね。

美味しいバールを見つけるポイント

bar1

豆のブランドはもとより、淹れる人(バリスタ)によっても味わいは変わるもの

しかし、本場だからとて、どこのバールでも極上に美味しいスプレッソが飲めるか?と言えば、実はそういうわけでもありません。お茶に「美味しい淹れ方」があるように、エスプレッソにも「美味しい淹れ方」はあります。そのルールを守って淹れるか淹れないかで、味に差は出てくるものなのです。

テイスティングや焙煎の専門家に聞いた、美味しいエスプレッソを淹れるためのポイントがこちら。バールを訪れたら、これらの点に着目してみてください。

1.マシーンに新しいフィルターをセットする前に、お湯を流しているかどうか?
一度使われたコーヒーの粉がマシーン内に残ったまま、次のコーヒーを淹れると、前回の残りと共に抽出することになって、味が濁ります。意外とこの作業をしていないバリスタ(バールマン)も多いので、チェックする価値は大です。

2. コーヒー豆をフィルターにセットする直前に挽いているか?
コーヒー豆は、挽いてから焼く15分でその70%の香りを失うそうです。直前に挽くか、密閉された容器で保管されているかなども、チェックポイントになります。

3. フィルターに入れたコーヒーが均一に圧縮されているかどうか?
bar3

真上からプレスしてフィルター内を均一に

ムラなく抽出させるためには、フィルター内のコーヒー粉が、均一にプレスされている必要があります。フィルターの真上からキュッとプレスするのが望ましく、下から上に押し上げてプレスするとムラが出やすいそうです。抽出時に、きれいな一筋の線を描くようにカップに注がれているかどうかで、均一度がチェックができます。

4. ブラシを使ってフィルターの汚れを落としているかどうか?
エスプレッソのフィルターの目はとても細かいので、刷毛を使って前回のコーヒーを落とします。一度使ったコーヒーがフィルターに残っていると、やはり雑味の原因になるそうです。

しかしながら、これらの細かい作業風景を、遠くで観察してから入店できればよいですが、入店した後に、じっくり観察してみて「やっぱりやめた」と出ていくのも、なかなか勇気がいります!

入店前にできる範囲……とにもかくにもエスプレッソマシーンが清潔に手入れされているか、抽出口周辺がコーヒーの粉で汚れてはいないか、豆は直前挽きかだけでも、だいぶバール選びのポイントにはなります。

>>>次ページでは、どんなエスプレッソが美味しいの?