テクノポップ/海外のテクノポップ

Cosmic Armchair~シンガポールから世界へ(4ページ目)

ひょんなきっかけでインタヴューする事になったシンガポール発エレクトロポップ男女ユニット、Cosmic Armchair。シンガポールのアーティストとしては、I Hate This Placeに続き2組目!シンガポールのシーンからAlfa Matrixに加入し世界進出。来日熱望!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Alfa Matrixとの契約

ガイド:
ベルギーをベースにするAlfa Matrixと契約したと理解しています。このレーベルは知っています。エレクトロポップやダークウェイヴ系のアーティストのいいラインナップが揃っていますね。どのような経緯で契約に至ったのですか?

ベン:
「Conversation」という曲を彼らに送った時が、Alfa Matrixとの最初の出会いでした。その曲を『Absolute Grrrls Manifesto』というコンピレーション・ボックス・シリーズに選曲してくれました。それで、私たちの気分は盛り上がりました。Marsheux, I:Scintilla、Psy’Aviah、Lovelorn Dolls、Grendel等と共に選ばれ、国際的オルタナティヴ・アンダーグラウンド音楽シーン(ニューウェイヴ、インダストリアル、ポップロック、エレクトロ、シンセポップ、EBM、テクノ、ゴシックメタル)から女性ヴォーカル・バンドとして唯一のアジアのバンドになったのです。

Conversation (YouTube)

後に、Alfa Matrixのアーティストマネージャーのセバスチャン・ドリモントからレーベルの新しいバンドであるスペインのエレクトロ系Mondträumeのリミックスをしてくれないかとの依頼があったのです。彼らの曲に私たち独自のシンセポップ・エレクトロ・EDM的解釈を与えるのは、アーテイストとしての挑戦でした。でも、この曲が気に入ったし、国際的に知名度を上げるにはいいチャンスなので、やることにしました。2、3の違う音楽的方向性への遠回りをした後、彼らの曲「Life Is Short」のクラブリミックスを作り上げました。結果、気に入ってくれました!

Life is Short - Cosmic Armchair Club Remix (BandCamp)

そこから数珠つなぎに事が起こりました。リミックスが公開されて1、2週間後、もう一つのAlfa Matrixのアーティストである英国出身のSimon Carterがそれを聴いてくれて、彼の曲のリミックスをして欲しいと依頼されました。より多くのAlfa Matrixのアーティストがヨーロッパから私たちに電子メールしはじめ、色々なコラボやリミックス・プロジェクトを提案した頃、私たちはかろうじて彼の歌「Reasons」のリミックスを終えました。

Life is Short - Cosmic Armchair Club Remix (BandCamp)

その頃、「Alfa Matrixは私たちをフルタイムのリミキサーとして契約するべきだ」とお互いに冗談を言い始めていました。そして、今年の頭に、彼らは実際にオファーしてきたんです。

 

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