はじめに剪定する場所

剪定するトウカエデの盆栽undefined剪定前の姿

剪定するトウカエデの盆栽 剪定前の姿

剪定を始める際には、まず盆栽の正面側を自分に向けます。そして、木の頭の部分から剪定をはじめます。頭は樹冠とも呼ばれ、盆栽の顔ともいうべき大切な部分。頭の高さは、自分がその盆栽をどの程度の大きさに留めておきたいか、あるいはどの程度まで大きくしたいかによって決めます。

 

頭はどこが良いのか手を入れてイメージする

頭はどこが良いのか手を入れてイメージする

今回は、盆栽の大きさを今よりも大きくしたくない場合で剪定をご紹介します。また、盆栽の樹冠の部分は小枝(短い枝)が密集して葉が重なるようにして間伸びしていないことが理想ですので、理想とする高さの周辺で、小枝が密集している高さで枝先を切っていきます。私の手が入っているあたりが、この木の場合の理想の樹冠です。

 

枝を切る時は元気な葉の上で切る

枝を切る時は元気な葉の上で切る

枝を切る場合には、ハサミを入れる場所のすぐ下に元気な葉があること。その葉の少し上で枝を切りましょう。

 

ハサミを当てる前に手を入れてイメージづくり

ハサミを当てる前に手を入れてイメージづくり

盆栽の樹冠の部分を剪定したら、写真のように左右の両翼を切ります。はじめは、ゆるやかな三角形、イメージはおむすびのような輪郭を想像し、そこからはみ出る枝先を剪定しましょう。枝の中に手のひらを入れ、イメージを膨らませてから切ると勇気を出せますよ。

 
樹冠と左右の輪郭を剪定したところ

樹冠と左右の輪郭を剪定したところ

左右の両翼を剪定しました。木の外側、言い換えると輪郭を剪定したら木の内側の剪定をします。

 

幹や枝のカーブの内側から出ている枝

幹や枝のカーブの内側から出ている枝

写真は、枝(または幹)のカーブの内側から生えている枝です。これは樹形を乱す枝として考えられ、切るべき枝です。枝の元から剪定します。

 

わき枝と呼ばれる切るべき枝です

わき枝と呼ばれる切るべき枝です

この写真で切ろうとしている枝は、すぐ上にある枝の付け根の部分から生えており、枝と枝の間の空間がとれないので、後から出た細い方の枝を切ります。枝の元から剪定します。

 

三又枝といわれる切るべき枝

三又枝といわれる切るべき枝

写真の部分は、指差した部分で同じ高さから左右に小枝が生えています。同じ場所で左右に枝があると、枝元の幹の部分が太りやすく、後々こぶのように太くなることがあるので、小枝のうちどちらか一本を切ります。今回は向かって左側の小枝を元から切ります。

 
剪定後のトウカエデundefined散髪してすっきり!

剪定後のトウカエデ 散髪してすっきり!

こうして、形を整える剪定をした盆栽がこちら。さっぱりしました。こうすることで幹の動きも見えるようになり、盆栽自体の風通しやそれぞれの枝への日当たりも良くなることから、剪定には病害虫を予防する目的もあります。形も整えて、木の健康にもつながっていく剪定です。はじめは、「枝を切るのがもったいないな」「形が崩れそうで勇気が出ないな」「どこで切れば良いかわからない」と思われるでしょうが、上達に大切なことは「やってみること!」。

トライ&エラーを繰り返しながら、その過程をしっかり観察していくことが一番大切です。春は剪定の練習に最適な季節。ぜひトライしてみましょう!




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