はじめに
行政書士試験の情報をインターネットで収集する受験生も多いと思います。しかし、ネット上の情報は玉石混交です。そこで、今回は情報収集についてお話をしたいと思います。目的を持って情報収集を
行政書士試験受験のために情報を集めるのですから、ただ漠然と情報を集めるのではなく、目的を明確にするべきです。ネットでの情報検索はきりがありません。時間を無駄に浪費してしまいます。行政書士試験は、条文、判例が中心となって出題されます。よって、情報を収集するならば、当然、条文と判例に関する情報が大切なはずです。ただ、同じ条文を出題するにしても、行政書士試験と司法試験ではレベルが違います。そこで、条文、判例の出題レベルを確認するため、過去問がとても大切なのです。
以上から、集めるべき情報は、条文、判例、過去問ということになります。
必須の情報、過去問
財団法人行政書士試験研究センターのホームページで、数年分の問題と解答を無料でダウンロードできます。ただし、解答の解説はありません。この過去の問題と解答はとても重要です。無料でダウンロードできるので、絶対に入手しましょう。市販されている問題集にも過去問は掲載されていますが、分解されて、項目ごとに編成されてしまっています。学習効率をはかるための編成なのですが、弊害もあります。市販の問題集では、一年度の過去問を解くという練習ができないのです。
過去問をダウンロードして何回も解いてください。
ですから、この弱点を補強する意味でも、上記の過去の問題と解答のデータをダウンロードして、年度ごとに繰り返し解くべきです。おそらく、分解された過去問ならば問題集で解けるという方も、年度ごとに解くと手こずると思います。
このギャップを経験することはとても大切です。なぜそうなるのか、その原因を見つけて克服しないといけません。