はじめに

行政書士試験において判例の重要性は増すばかりです。しかし、受験生から判例の勉強方法がわからないという相談を受けます。そこで、今回は判例の勉強方法についてお話をしたいと思います。

判例の勉強が苦手な理由

判例の勉強を苦手とする受験生が多いように思います。話を伺うと、条文と比べて文章が長く勉強しにくい、判決文の言い回しが独特であり覚えにくい、どこを勉強すればいいかわからないなど、様々な理由があるようです。

そもそもテキストに載っている判例は全体の判決文の一部に過ぎません。また、判決文は、当事者の主張を前提に形成されますが、それらの主張がテキストにのっていることは稀です。ですから、テキストの判例を読んでもわかった気がしないというのは仕方ないかもしれません。

ではどうやって判例を勉強すればよいのでしょうか。

過去問から考える

行政書士試験のための判例の勉強ですから、過去問から判例の勉強法を考えるべきです。

行政書士試験,勉強法

判例の勉強方法こそ予備校を頼った方がいいかもしれません

行政書士試験の過去問をみると、判例の内容を問う問題は大きく3つに分けられると思います。

・判例の結論の暗記を問う結論型
・判例の判断基準の暗記を問う判断基準型
・判例の論理思考を問う判例評釈型
(類型ごとの具体的な勉強法は次のページでご紹介いたします)

類型ごとに判例の知識として要求されるレベルが異なります。ですから、それに合わせて勉強をするべきです。しかし、多くの人が類型を考えないで一律的に勉強をしているように思います。悪いことではありませんが、暗記する場所にメリハリをつけていないせいか、暗記が不十分で消化不良を起こしている方が多い印象を受けます。「出るところを何度も繰り返して確実な知識にすること」これが大切です。

その視点からみると、テキストの判例の記載はよくできています。つまり、判例をしっかりと勉強するには不足であるが、行政書士試験対策としては充分な量と言うことです。