インテリア照明/シーリングライト・ペンダントライト

ダイニングに大きなペンダント照明を選ぶコツ(3ページ目)

ここ数年、気になるのが大きくて存在感たっぷりのペンダント照明。個性的なデザインのものが多く、照明だけでなくインテリアのスパイスとして取り入れてみてはいかが。北欧デザインのペンダントを扱う『ルイスポールセン』でお話を伺いました。

執筆者:鈴木 理恵子

木漏れ日のイメージ『コラージュ』

大きなペンダント

色は写真のピンクの他に、白、オレンジ、ベージュ、イエローがあります。写真はコラージュ450 デザイン:ルイーズ・キャンベル(画像:ルイスポールセン)

前ページでもご紹介した『コラージュ』シリーズです。木漏れ日からインスピレーションを受けてデザインされたそう。柔らかな曲線のカッティングが優雅な印象です。シェードは三層になっていて、120度づつずらしてセッティングしているため、中の照明の光を程よくカットしつながら、空間に光を広げています。シェードからの光は、本当に葉と葉との隙間から太陽の光が漏れてくるようです。大きさは直径600と直径450の二つのタイプが用意されていますので、スペースに合わせて選んでください。

深遠な佇まいの『アエロス』

大きなペンダント照明

アエロス(デザイン:ロス・ラヴグローヴ)のシェードの細かなカッティングは、顕微鏡で骨を覗いたときの印象を表現したそう。神秘的で端整な佇まい。上:ゴールデンサンド(アルマイト仕上げ)下:ホワイト(塗装)(画像:ルイスポールセン)

シェードの細かく複雑なカッティングが印象的な照明は『アエロス』です。デザイナーは国際的に活躍するロス・ラヴグローヴ。このペンダントは直径が72.3
cmもあるのですが、高さが18cmとコンパクトなのと、横に伸びるデザインのせいか、視覚的ボリューム感が抑えられています。

光を灯すと、細かなカッティングから漏れる光の効果に加え、セードの下部にはフィボナッチ数列を模した凹凸がデザインされており、光に濃淡をつける工夫が施されています。穏やかで深みのある光が神秘的な空間を実現します。

光を広げるPH 5-4½ & PH 6½-6

大きなペンダント照明

一番大きな PH シリーズのペンダント(デザイン:ボール・ヘニングセン)を使ったダイニングスペース。ここは、リビング、ダイニングにキッチン、更に外への広がり感を持つスペースだから、こうした大きなペンダントも映える。(画像:ルイスポールセン)

北欧のペンダント照明といえば、真っ先に思い浮かぶのがPHシリーズ。デザイナーはポール・ヘニングセンです。PH 5-4½ と PH 6½-6は、公共施設のホールといった広いスペースを明るくできるようにトップシェードを大きくし、水平方向に広く光を向ける効果をもった照明器具で、高い位置での使用を想定したPHランプです。

上の空間では、PH 6½-6を外空間を取り込んだ広がり感のあるダイニングスペースに配し、空間のアクセントとしています。PH 6½-6は直径65cm高さ50cmとかなり大きめなので、ゆったりとした空間で使うのがよいでしょう。

いかがでしたか。大きなペンダントはテーブルだけでなく空間とのバランスを見るのが大事なポイント。ショールームは一般的な住宅よりは天井も高く広いスペースですので、照明器具が小さく感じられることがあります。ご自宅のスケール感を把握し、どんなデザインにするのかどこに使うのかなど検討しましょう。

【関連サイト】
ルイスポールセン

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