3Dスキャン体験
先ず最初のブースで見せられるのは、Perfumeの「Sleeping Beauty」のドームツアー映像です。それはまぁいいのですが、そのブースで3Dスキャンの体験が出来るのです。これはRhizomatiksが手がけたPerfumeのGlobal Websiteでも使われたもの。足跡のマークの所に立ってみると、一瞬にスキャンされて、自らの3Dスキャン映像が画面に映し出されるのです。やはり、時代は3Dスキャンなんだと体感できる貴重な体験でした。Perfume Official Global Website (YouTube)
電飾マリオネット
次のブースでは、「Spring of Life」のクリップで使われた電飾マリオネットのような衣装が展示されており、同時に制御プログラムも公開されています(と言っても、それを見て、僕が理解出来た訳ではありませんが…)。でも、そういう仕掛けのような部分を見せてくれるのは、とてもいい事だと考えます。「将来、僕も(わたしも)こんな面白いことやりたい!」という志を持つ子供も現れるかもしれませんから。Spring of Life (YouTube)
Perfumeには直接関係のないオマケ的存在ですが、「親子で楽しめるゾーン」としてカメラに写った自分の画像が動物になったり、怖くなったり、きゃりーぱみゅぱみゅのジャケにあるような顔になったり、映像遊びもできます。YouTubeでRhizomatiksの真鍋大度さん自らがデモを公開しています。
Happy Halloween! (YouTube)
一般展示では撮影禁止でしたが、東京での内覧会での様子がこちらで見れます。
「ライゾマティクス inspired by Perfume」内覧会 (YouTube)
同じくRhizomatiksが手がけた「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」という広告賞フェスティバルでパフォーマンスを披露したプロジェクトマッピングを使った「Spending all my time」についてももっと知りたかったのですが、どうやらここは姫路ではカットされちゃったみたいで残念です。でも、短いながらもPerfume好きとしては楽しめる展示でした。5月6日までやっていますので、まだ見られていない方は訪れてみてはどうでしょう?
最後に
Perfumeは、中田ヤスタカ(楽曲)、MIKIKO先生(振付け)、関和亮(映像)そして今回のRhizomatiksなど優れたクリエイターたちと巡り会い、弛まないサプライズを提供し、またクリエイターたちもPerfumeを一つのとっかかりとしてさらにその幅を広げていくという理想的な好循環を生み出しています。新しい才能を迎え入れつつも、Perfumeの骨幹となる近未来コンセプトは揺らがず、むしろ強化されています。このあたりが、Perfumeが依然として面白い存在であり続ける理由ではないかと考えます。【関連リンク】
Rhizomatiks