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別れた彼への「憎しみ」どうすればいい? モヤモヤを手放す心持ち

「浮気された」「もう好きじゃなくなった」。彼の気持ちが離れて別れた場合、モヤモヤを抱えてしまいます。いっぱい言い訳を聞いてもらいたい、いっぱい訊いて確かめたい。別れた彼へのぶつけようのない悲しみや怒りを「横に置いておく」ための心持ちについてお話しします。

執筆者:藤嶋 ひじり

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別れた彼への「憎しみ」

別れた彼への「憎しみ」

別れた彼への「憎しみ」

彼の浮気や、心変わりなどが原因で別れた場合、「恨み」や「憎しみ」を持ってしまうのは、人として仕方の無いことです。そのモヤモヤを整理するには、「つき合った年数」と同じ、もしくは、その倍ほどかかるのではないかと、経験上、思っています(涙)。

でも、「恨み」を持ち続けることは、彼とエネルギー的に繋がり続けるということ。ムダな力を、元彼に注ぎ続けているのと同じなのです。

とはいえ、このモヤモヤ、いったいどうすればいいのでしょう? まずは「気持ち」ごとに考えていきましょう。
   

「浮気した彼」に仕返ししたい!

かわいさ余って、憎さ百倍。大好きだったから、心が乱れるもの

かわいさ余って、憎さ百倍。大好きだったから、心が乱れるもの

「どれほど悲しい想いをしたのか、思い知らせてやりたい!」……その気持ち、よくわかります。でも、残念ながら、加害者には、被害者側の悲しい気持ちはわからないものです。

でも、わかってくれないからといって、「仕返し」は絶対にお勧めできません! よく言われる「カルマ」を、新たに背負ってしまうことになります。

嫌なことをすれば、必ず、その人に同じことが返ってくるものです。生きていくうえでの運命の法則はいくつもありますが、私自身、「因果応報」ということだけは、感じざるを得ない体験を何度もしてきましたので、実感しています。

放っておいても、彼はいつか何らかの形で悲しい想いをするはずです。リアルタイムではなく、その人にとってベストなタイミングに、状況が揃った時に、事件はやってくるようです。
原因が彼の心であっても、まずは自分の言動を振り返ります

原因が彼の心であっても、まずは自分の言動を振り返ります

今は、あなたにとっての「人生勉強」と受け止めるしか無いのです。そして、「なぜ彼を選んだのか」を、しっかり再考してみる必要があります。

・私をたくさん褒めてくれるから
・私がいなきゃダメな人だから
・尊敬はできないけどラクだから


もしも、そういう理由があるのなら、選んだあなたの心に「曇り」があるということです。

「自分が役に立てる人」を選ぶクセや、「ラクな相手を選ぶクセ」があるのなら、相手を思う気持ちよりも、自分の「損得」を重視しているということ。

出会いにも、別れにも、「意味」があり、「学び」があります。

彼がどんなに悪くても、あなた自身の小さな「曇り」、つまり「弱さ」に目を向ける必要があります。そこに目を向けずに彼を裁くのならば、あなたに、新たなマイナスのできごとが、将来待っていることになります。

彼を選択したのは、自分自身。自分の「選択」に責任を持ち、自分の「弱さ」に向き合いましょう。自分の弱さに気づくだけで、未来は、その彼より素敵な彼と出会えるはずです。
 

「彼の心変わり」が赦せない!

愛し裏切られた相手を「赦す」ということは、ある意味「修行」。簡単ではありません

愛し裏切られた相手を「赦す」ということは、ある意味「修行」。簡単ではありません

彼の心変わりで別れた場合、しっかりと心を整理する必要があります。
 
  1. そばにいるのが当たり前だと思っていませんでしたか?
  2. 好きになったくれた彼の気持ちにあぐらをかいていませんでしたか?
  3. 彼を追いつめるような言葉をぶつけませんでしたか?
  4. 喧嘩をした後、きちんと謝っていましたか?
  5. 彼を大切にしていましたか?

この5つの質問を自分にしてみましょう。

心のどこかに「彼が最良の恋人とは限らない。どこかに本当に理想の恋人がいるんじゃないか」という気持ちがあったのなら、あなたは彼を大切にできていなかったかもしれません。

逆に、彼に執着し過ぎている場合も同じです。彼の自由な「スペース(時間と空間)」を奪っていたことになりますし、自分自身を大切にできていなかったということです。

お互いが、心の底から相手(と自分自身)を大切にできていれば、恋愛関係は年齢に関係なく、長く続けられるものです。
「責める言葉」より「謝罪の言葉」のほうが、伝わりやすいもの

「責める言葉」より「謝罪の言葉」のほうが、伝わりやすいもの

彼の心変わりは、止めることはできません。こちらが詮索すればするほど嫌われてしまい、ストーカー扱いされてしまうことも。

どうしても彼に何かを訴えたいのなら、責めるのではなく、「悲しい気持ち」を、ストレートに素直に、端的に伝えることがポイントです。

・あなたが心変わりして悲しい
・いろいろごめんね
・今までありがとう


ということだけを、メールで(できれば手紙で)一度だけ伝えましょう。リアルタイムには響かなくても、何かの折に届くこともありますし、いつかの復縁に繋がることもあるかもしれません。


「さっさと忘れるには、次の恋!」という人もいらっしゃいますが、それも、ちょっと待って!

なぜなら、「忘れるために恋をする」というのも、自己中心的な考えです。そういうマイナスの理由を持っている時には、マイナスの関係になるような相手を呼び寄せてしまいますし、相手に過剰な期待や依存をしてしまうことも。

「自分の態度」に少しも悪いところは無かったのか。まずは、自分自身と向き合って、ちゃんと整理ができてから次の恋に進みましょう。

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