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日産フェアレディZがいよいよ200万円を切ってきた(2ページ目)

数少ない国産スポーツクーペで、世界的にも人気の高い日産フェアレディZ。スポーツカーとしての資質に磨きをかけた現行型Z34がようやく200万円を切ってきました。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

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MTの運転が楽しくなるシンクロレブコントロール

旧型同様V6エンジンを搭載していますが、部品の約35%を新設計し、排気量は3.7Lに、最高出力は313psから336psへとアップしました。
フェアレディZundefinedインパネ

真ん中のメーターは速度計ではなくタコメーター。MTでもメーター内のディスプレイに現在何速かを表示してくれます。また専用設計されたBOSEサウンドシステムを用意しています

組み合わされるミッションは7速ATと6速MT。特にMTは世界初となるシンクロレブコントロールを搭載しています。

シンクロレブコントロールとは、本来シフトチェンジの際にエンジン回転数を最適にする必要があるのですが、それを自動でやってくれるというもの。

腕に自信のある人はシフトダウン時にヒール&トゥで回転数を合わせていると思いますが、私のような下手な人は、めっちゃMT車の運転が上手くなったような気になれます。

ちなみにシンクロレブコントロールはスイッチでオン/オフできるので、自信のある人はオフに、また最初はオンで回転数を合わせるイメージを学び、オフにしてヒール&トゥを練習するという方法もアリかも知れません。
フェアレディZundefinedラゲージ

ゴルフバッグを2個収納可、とはいえ納め方にはコツがいりそう。シートの後ろには小さなバッグなどを置ける小物スペースを用意。とはいえ収納はミニマムですね

スポーツマインドを高めているのは、何もこうしたギミックだけではなく、先述したショートホイールベース化やボディの高剛性化、足回りのセッティングなどで、それこそ普通に交差点を曲がるだけでも「オレ、スポーツカーに乗ってる!」感が高まります。

しかも乗り心地が良いのです。ガチガチゴツゴツとは無縁の世界で、スッとシュッと駆け抜けるグランドツーリングカーとしても十分使えます。きっと誰もが大人のスポーツカーだなって実感できるのではないでしょうか。

確かにまだ新車時の半値以下ではありませんが、おそらく価格はそうは下がりません。何しろライバルがあまりいませんし、この先出てきそうにもありません。実際平均価格の推移を見ると、ここ3カ月は横ばい。

86が新車で買えるほどの価格とはいえ、その内容は明らかにフェアレディZが上。ちなみに86の中古車で最安値は199.9万円とほとんど値落ちしていません。またポルシェケイマン(旧型)もまだ300万円を切る様子を見せていません。

86よりおトク感があり、ケイマンよりお手頃価格でスポーツマインドを存分に楽しめる。それがフェアレディZだと思います。

昔は86に乗ってたよなんていう人や、「ヒール&トゥは苦手だけど、格好良く気持ちよく走ってみたい」という人にも、ぜひフェアレディZのMT車を狙っていただきたいものです。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

【関連リンク】
カーセンサーnet
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