介護支援専門員(ケアマネジャー)/ケアマネージャーの独立について

ケアマネージャーの独立 集客について(2ページ目)

ケアマネージャーとして独立後、集客する方法はいくつかあります。なんといっても、地域のサービス事業所と密に連携し、「顔が見える関係」を築くことが適しているというのは言うまでもありませんが、ノベルティグッズを活用したり、ホームページを開設することも考えられます。今回は集客についての方法や効果の例を紹介します。

執筆者:鈴木 康修


ホームページを作る

ホームページを作れば利用者などからの問い合わせが多いかというと、実はあまり期待できません。なぜなら、多くの利用者及びその家族は、役所が配布する「ケアマネージャー事業所の一覧表」などを参考にケアマネージャーを選んでいて、ホームページの情報から探している人は少ないからです。ではなぜホームページを開設するかというと、利用者を確保する手段としてではなく、行政機関やサービス事業所への周知用となります。

個性的なケアマネージャーであればあるほど、独自の活動や考え方をホームページに掲載することで、特色ある事業所としてアピールすることができます。費用対効果からも、最初は無料のホームページを活用するなどして反応をみるとよいでしょう。ホームページを作るということは、法人規模が小さい事業所でも、事業所の理念や、日々の活動をブログ等に掲載することで、少しでも自分の特色を理解してもらい、集客につないでいくということが狙いなのです。ちなみに、私は今だに無料のホームページを利用し続けています。

ノベルティグッズを作成する

ケアマネージャーは、あまり営業色を出さない方が良いと思いますが、ここでいうノベルティグッズとは事業所への利益供与を意味するものではなく、単純に対外的にアピールするためのアイテムです。名刺封筒について紹介した記事でも触れましたが、自社で使用する事務用品の中から作成すると無駄がありません。しかし、ボールペンやカレンダーは人気が高く、バッティングしやすいですので注意が必要です。

私はクリアファイルに社名を入れ、裏面に年齢早見表を印刷しました。コストはかかりましたが、大変好評だったのを覚えています。ケアマネージャーも十人十色であれば経営方法も十人十色です。他で成功していることを真似てみても成功するとは限りませんし、逆も然りです。自分に合った方法で、効果的な集客を目指してください。

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