コンビニやMRTでアクセス!台北で無料Wi-Fiを使うワザ
旅先の心強い味方、無料Wi-Fiを使いこなそう!
SIMフリーの携帯に台湾SIMカード装着がおすすめ
Wi-Fiの普及率が高い台湾では、Wi-Fiルーターなしで無料でアクセスする方法はいくつかあります。ですが常にインターネットにアクセスしていたい場合は、空港で購入したプリペイドSIMカードをSIMフリーの携帯に装着するか、Wi-Fiルーターをレンタルするのがおすすめです。お手持ちの携帯の契約内容によっては、簡単に自分の携帯のSIMロックを解除してSIMフリーに変えることが可能です。
SIMロック解除ドコモ
SIMロック解除 au
といったキーワードで検索してみて下さい。
羽田や成田空港でSIMカードを購入する
意外と知られていませんが台湾で使えるSIMカードは、出発当日であれば、羽田空港と成田空港で購入が可能です。取り扱いは5日間用のみですが、値段も台湾で購入するのとそんなに変わりません。深夜便で到着時に空港の電話会社ブースが空いているかどうか不安な場合に便利です。ただし購入は出発日に限るため、時間に余裕をもって準備したい人や羽田、成田以外の空港から出発する人なら、少々割高ですがamazonで購入も可能です。
ただ滞在が短く、タクシーでの移動が主で、インターネットは普段メールをチェックする程度ということであれば、ホテルのWi-FiとMRTのWi-Fi、それとitaiwanの無料Wi-Fiで何とか乗り切ることも不可能ではありません。
■DATA
中華電信プリペイドSIM
商品内容:4G 5days Wi-Fi無制限+50台湾元分の無料通話
有効期間:購入から6日間(初日無料 + 5日間)
販売価格:1400円
販売場所:成田空港 第1ターミナル 第2ターミナル 第3ターミナル、羽田空港 国際線ターミナル
台北で無料Wi-Fiを利用する
台北は無料でインターネットにアクセスしやすい環境が整っています。私はWi-Fiルーターなしで数日台北を回ることもありますが、慣れれば大丈夫です。携帯のテザリングが急に使えなくなったときにも使えるので、覚えておいて損はありません。台北で使える無料Wi-Fiで、日本人観光客が使いやすい9つの方法を紹介します。
- Taipei Freeは台湾の携帯のみ登録可能?
- iTaiwan(台北以外の場所も使える)
- MRTのWifiが便利。駅構内、列車内でも検索が可能に
- セブンイレブンの無料Wi-Fi(1回20分、1日3回まで利用可能)
- デパートや空港の無料Wi-Fi
- コーヒーチェーン店(DanteCoffeeや伯朗珈琲館)の店内無料Wi-Fi
- レストランやカフェの無料Wi-Fi
- 宿泊先のホテルの無料Wi-Fi
- 無料ではないけれどWi-Fiを街でつなぐ方法(SIMフリー携帯/Wi-Fiルーター)
1. Taipei Freeは台湾の電話番号のみ登録可能
Taipei Free(台北無料公衆無線LAN)は旅行前に日本にて登録が可能で、日本語サイトもありましたが、今は日本からの登録ができなくなりました。ただしSIMフリーの携帯にプリペイドSIMカードを入れ、台湾の携帯番号を入手できた場合は登録できます。台湾の登録は、PINコードという認証コードを台湾で使用している携帯電話から受けとります。登録すれば、MRT(地下鉄)の駅、地下街、公園、夜市、住宅街など4500ヵ所以上の公共スペースでWi-Fiに接続することが出来ます。
2. iTaiwan
iTaiwanというサービスは外国人が気軽に街中で使えるWi-Fiです。登録申請を済ませると台湾の各都市にある公共の郵便局や図書館などでWi-Fiが使えます。馬祖や金門島といった離島まで網羅していて、2万カ所で利用可能。ただしあまりサクサクとは繋がらず、普段の通信速度に慣れていると少しイライラしてしまうかもしれません。
■外国人の事前登録方法
外国人訪問者向けのiTaiwanオンライン登録システムを使って、iTaiwanアカウントを事前に申請します。登録の有効利用は30日間ですが、必要に応じて60日から90日延長が可能です。
- Taipei Freeの外国人用サイトへアクセスします。
- 國家(地區)Country(Area)をプルダウンして日本を選択。
護照號碼Passport Numberにパスポート番号、生日
Birthdateに誕生日を入力します。submitを押す。 - 注意書きが出てきたらagreeを押して登録完了。
itaiwanを実際に使うには
事前登録したIDは、台湾に着いたら実際に使用できるように設定する必要があります。その方法は以下の2つです。■空港や街中の旅遊服務中心(ビジターインフォメーションセンター)で手続きをする。
旅遊服務中心は黄色がテーマカラー
■台湾で無料WiFiにアクセスしてから、「itaiwan」のオンライン手続きページから手続きをする。
このページの黄色い部分、散客線上開通から手続きします。
国名とパスポート番号を入力する。帳號開通(check)を押すと完了です。ネットワーク名はitaiwanです。
歩きながらは×! 立ち止まってアクセスを。
日本ではあまりなじみがないのですが、Wi-Fiのホットスポットとは公衆無線LANサービスが行われている場所のこと。ホットスポットは携帯の電波と違って徒歩や走行状態でWi-Fi に接続するとアクセスが切れてしまい、再度ログインしなくてはならないという欠点があります。なので、繋がったら歩かないこと! アクセスが完了したらその場で立ち止まり、ネットワーク接続を保つようにしましょう。上記の理由から、走行中のバス、タクシーでは使用できません。また、屋外の使用が原則なので、カフェなどに入るとTaipei Freeは繋がらなくなることがあります。MRT松山線のように地下深くを走る路線も、繋がりにくい場合もあります。
街中では、快適な通信環境に慣れている私たちにとっては、少し不便を感じるところもあります。地下2階程度の深さにあるMRTの構内であれば比較的つながります。
3. MRTのWifiが便利。駅構内、列車内でも検索が可能に
これまでの無料Wifiは走行中のMRT車内で使えないのが難点でしたが、今では「.TPE-Free AD WiFi」という、走行中も使えるWiFi無料が使用可能になりました!利用の際にはID、パスワードの設定は不要で、最初に表示される広告画面をクリックするだけ。1回30分で回数制限はありません。
「.TPE-Free AD WIFI」というネットワーク(SSID)を選択してログインします。MRTの駅ならばほぼつながるので、道に迷ったら最寄りのMRTに向かいましょう。
4. セブンイレブンで無料Wi-Fiが使える!
町のあちこちで見かけるセブンイレブンが強い味方!
セブンイレブン店内であればかなりサクサクとつながるので、道がわからなくなった時などの駆け込み寺として覚えておくといいでしょう。Wi-Fiなので、機内モードでも使えます。
4800店舗で使用できる7-11の無料Wi-Fi登録は>>>台湾のコンビニ7-11で無料Wi-Fiを利用するへ
5. デパートや空港の無料Wi-Fiならサクサク繋がり快適にアクセス
太平洋SOGOの無料Wi-Fi画面
設定→Wi-Fiでsogo_wifiを選択すると、右のような画面が出てきます。文章をスクロールして規約を読み、下の方にある「同意」をクリックすれば完了です。台北駅や中山駅近くにある新光三越の場合は2時間の時間制限があります。
同じように桃園空港や台北松山空港でも空港の無料Wi-Fiを利用することができます。
6. 安く確実に街でWi-Fiを使うなら、ダンテコーヒーかミスターブラウンコーヒーが便利!
Dante Coffee(丹堤珈琲)は、緑の看板が目印の台湾で有名なコーヒーチェーン店。こちらで無料Wi-Fiを使うことができます。レジで精算するときにレジ店員にパスワードを入れてもらうシステムで、コーヒーは、Mサイズが70台湾元(約260円)です。Mr. Brown Café(伯朗珈琲館)も台湾で有名なコーヒーチェーン店。ここならWi-Fiフリーはもちろんのこと、一部の座席はコンセント使用が可能。難しい手続きや登録は不要で、席に座ればWi-Fiを使うことが出来ます。
インターネット画面にお店の広告が出てくるのがちょっと煩わしいかもしれませんが、無料なのでここは我慢!Mr. Brown Café のコーヒーは、Mサイズ80台湾元(約300円)です。
スターバックスの無料Wi-Fiは携帯にPINコードが送られてきて登録するシステムなので、SMSを受信できる台湾の電話番号を持ってないとログイン出来ません。
7. 「台北のレストランにはたいていWi-Fiがある」は本当?
林森北路のスープカレー屋さん「銀兔」にもWi-Fiがありました
値段が高めのレストランやカフェ、ナイトスポットの多くには確かに無料Wi-Fiがありました。ただし基本的にはそれほど珍しい事ではないため「Wi-Fiあります」という張り紙は店内にありません。そのため店員に「有没有Wi-Fi?(Wi-Fiありますか?)」と尋ねる必要があります。「有(ヨウ)」と言われたら、携帯の設定→Wi-Fi画面を出して店員に手渡すと、多くの店員さんがパスワードを入力してくれます。
かき氷店や朝ごはんの店、雑貨店、コスメショップ、スーパーなどは、残念ながら無料Wi-Fiがないところが多数です。
8. インターネット無料のホテルに泊まればさらに便利!
大きなホテルには有線LANがある
しかも不思議なことに、老舗高級ホテルほどインターネットが有線・無線共に有料で、格安ホテルやゲストハウスのほうが宿泊客の無線LANとWi-Fiが無料という逆転現象が起こっていたりします。
ホテルの場合は、宿泊部屋には無料Wi-Fiがなくてもロビーラウンジには無料Wi-Fiがあるホテルもあります。格安ホテルの場合、ロビーに無料で使えるパソコンが備えてあるのをよく見かけます。
どのホテルにするか迷ったら、インターネットが無料かどうかをチェックするのもひとつの方法と言えますね。
9. 無料ではないけれどWi-Fiを街でつなぐ方法その1
SIMフリー携帯にSIMカードを入れて使う
SIMフリー携帯を持っている人なら、空港でSIMカードを購入して装着することで、他の携帯にテザリングすることができます。テザリングとは、iPhoneやスマートフォン をWi-Fiルーター(親機)としてゲーム・パソコンなどのWi-Fi対応機器(子機)をインターネットにつないで楽しめる機能です。SIMカードは空港の電信・電話カウンターで購入できます。市内で買うとなると身分証明書を2枚提示するなど外国人が手続きするには手間がかかるので、パスポート1つで手続きできる空港が便利です。
台湾之星の場合、3日間280台湾元(約1030円・通話料50台湾元分が付帯)、5日間290台湾元(約1066円・通話料50台湾元分が付帯)、6日間390台湾元(約1430円・通話料50台湾元分が付帯)、12か月6500台湾元(約23900円)となります。
9.無料ではないけれどWi-Fiを街でつなぐ方法その2
Wi-Fiルーターを台湾で借りる
Wi-Fiルーターを日本で申し込んで、台湾の空港やコンビニで受け取り、返却できるシステムがあります。24時間台湾のコンビニで貸し借りできるので深夜便でも安心です。1台あれば数人のWi-Fiをカバーできますので、グループで1台借りるのもいいですね。「Wi-Fiルーター 台湾」で検索してみてください。ただし数人で使用する場合は、ルーターを所持している人が側にいないと使用できません。デパートのトイレに一人で行った途端につながらなくなるということが起こるので、そういうときは、デパートの無料Wi-Fiに繋げるという方法があるという事を覚えておくと安心ですね。
以上、台北のWi-Fi・インターネット事情でした!
※1台湾元=3.6円で計算しています(2020.1)