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2週間興行の理由は? 飯田橋ギンレイホールを紹介(2ページ目)

みなさまは、「名画座」というものをご存知でしょうか。名画座とは、旧作映画を劇場でかける映画館の総称。東京都内では「シネマヴェーラ渋谷」や「キネカ大森」などがそれにあたります。今回は、新宿区にある「飯田橋ギンレイホール」の魅力、上映内容がいかに決まっているか、今後の予定などをご紹介します。

ヒナタカ

執筆者:ヒナタカ

映画ガイド


懐かしの映画をフィルム上映で! 『午前0時のフィルム映写会』が月代わりで実施中


2014年6月現在、ギンレイホールでは『午前0時のフィルム映写会』という企画が行われています。

ギンレイホールでは39年にわたってフィルム映写機での上映を続けていましたが、2013年よりデジタル映写機も導入。そこで、いま一度ギンレイホールを支えてくれた映写機で映画を上映したいということで、2夜連続でフィルムでのオールナイト上映をするのが、この『午前0時のフィルム映写会』という企画です。

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  『午前0時のフィルム映写会』は1ヵ月ごとに行われており、23時前後から始まり、朝の5時ごろまで立て続けに3本を上映します。

次回は2014年6月27日・28日に「武士の一分」「雨あがる」「座頭市」の名作時代劇3本を上映予定。以降も、7月25・26日に「シコふんじゃった。」「ウォーター ボーイズ」「フラガール」、8月22・23日に「劔岳 点の記」「ゆれる」「単騎、千里を走る。」と、テーマ性を感じられるラインアップが揃っています。

デジタルが主体となっている現在、フィルムの“質感”を感じられるこの企画は、映画ファンにとってとても貴重なものかもしれません。そのほかにも、ギンレイホールでは2014年秋に40周年を記念した“映画祭”を企画予定とのことです。

若い方にも、映画館ならではの醍醐味を


久保田さんから、ギンレイホールに来られる方に向けてのメッセージもいただきました。

「少し前から、映画を観る手段が多種多様になったこともあり、映画館をとりまく環境が厳しくなったと言われています。それでも、当館では映画館で映画を観ることにこだわっている方がたくさんいらっしゃいます。大きい画面でこそ、暗い部屋で集中して観てこその、映画の醍醐味というものを感じてほしいですね。あとは、若いお客様が少ないので、若い方にも来ていただきたいです」

同じ映画でも、ビデオよりも劇場で観たときのほうが感動が大きいということは、多くの方が感じたことがあるでしょう。音響やスクリーンの大きさの差はもちろん、“劇場という特別な場所で観る”からでこその感動であるように思います。

プログラムに独自のカラーがあり、多くの映画通と交流することができる“名画座”ギンレイホールは、映画館で観る映画の醍醐味をきっと教えてくれるはずです。ぜひ、ギンレイホールに訪れてみてはいかがでしょうか。

飯田橋ギンレイホール公式サイト
www.ginreihall.com/
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