家族やコミュニティのための備蓄収納法
コミュニティで災害に備えることによって、孤立化への不安が取り除かれます。マンション全体での防災、フロアごとの取り組み、そして各家庭での備えといった段階的な対策ができるのは、マンションならではのこと。何となく不安だからと、食料品や防災グッズをむやみにたくさん買い置きしなくても、わが家に必要なアイテムと分量を知って、住戸内の収納を上手に活用しましょう。
ウォークイン収納の一部を、備蓄スペースとして使うというのも手です
とは言え、共用の防災倉庫のないマンションでは、「今から共助の形をつくれない」、「部屋が狭いから備蓄できない」と諦めないでください。わが家で備えておくことで、周囲に迷惑を掛けずにすむのです。震災後には品不足が起こり、店頭には行列ができたという経験談をよく耳にします。
各家庭でしっかり備えておけば、必要としている人に早く確実に物資が届くはず。家族を守るためにも、今すぐ取り掛かれる防災収納法をやってみましょう。
取材協力：三井不動産株式会社
