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タワーマンションで安心して暮らせる防災収納法(2ページ目)

災害を想定して備蓄したいと思っても、物量が多くて部屋が狭くなるのは困ります。日常生活と自宅避難生活は両立しない?そんなことはありません。マンションならではの最新の防災収納をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


コミュニティでの共助の形

パークシティ武蔵小杉ザ グランドウィングタワーは、総戸数が506戸。コミュニティづくりにも積極的に取り組んでいます。「インテリジェンスルーム」という読書室には、読み継ぎカードでコミュニケーションが図れる本が置かれ、グリーティング(入居あいさつ会)での交流、防災に関するセミナーも企画されているとのこと。人と人とのつながりによる防災対策は、これからますます重要性を増してくることでしょう。
インテリジェンスルーム内の充実した蔵書と閲覧コーナー

共用施設での出会いから、いざという時にもすんなり助け合える関係へとつながることが期待できる

さらに、非常時に備えるための、「日々のこころえ集」という冊子が居住者に配布されます。新築物件では、初めて住み始める居住者ばかりなので、災害時の対応には戸惑うはず。でも、この冊子を見れば、家具の転倒防止法、防災グッズの揃え方、災害時の行動マニュアルなどが分かるようになっています。

あまり関心をもっていなかったという家庭であっても、住み替えを機に防災意識が自然と高くなるという、防災対策の一環だと言えます。各家庭でしっかり備えて、災害時には互いに連携しようという、これも共助の形の一つです。
コミュニティスペースが防災センターになる

災害時の状態を再現。ホワイトボードは掲示板としての必須アイテム

また、共用施設としての「コミュニティプラザ」は、普段は集いの場として活用されるスペースですが、災害時には防災対策本部になります。そこには、共用インターホンや無線LANといった通信設備があり、防災情報を集めて知らせる機能を担うことになります。

最後に、各家庭での備え方を考えてみましょう。
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