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タワーマンションで安心して暮らせる防災収納法

災害を想定して備蓄したいと思っても、物量が多くて部屋が狭くなるのは困ります。日常生活と自宅避難生活は両立しない?そんなことはありません。マンションならではの最新の防災収納をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

災害時には、「自助、共助、公助」の考え方が重要だと言われています。3.11を契機として、各家庭で備える自助の取り組みをベースに、マンション全体で防災に注力している物件が増えています。そこで今回は、新たな防災対策に力を入れている、「パークシティ武蔵小杉ザ グランドウィングタワー」の事例を取材しました。


マンションでフロアごとの防災収納

パークシティ武蔵小杉ザ グランドウィングタワーには、フロアごとに災害用備蓄収納庫があります。そこには、約4日分の非常食セットをはじめ、救急セットやロープなど災害時に使える備品を常備。さらに、水を使わない簡易トイレ「ラップポン」の用意があり、1階まで降りなくても用が足せるので慌てずにすみます。
防災備蓄収納のある共用スペース

共用スペースには防災倉庫と床下倉庫があり、家庭での備蓄をバックアップできる

また、停電時でも非常用発電機で、各階にある非常用水栓の利用や、エレベーター3基が3日間稼働、共用部の照明と住戸内リビングのLED照明1灯が点灯するなど、安心が確保されています。こうした取り組みが実現できた背景には、「防災の日常化」をテーマに活動しているNPO法人プラス・アーツ、三井不動産レジデンシャル、竹中工務店、三井不動産住宅サービスが協力して手掛けた、防災対策システムがありました。

さらに、このマンションならではの防災法を見てみましょう。
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