次期型デミオのスペックを予想!
マツダ跳(HAZUMI)
■マツダ新型「デミオ」正式発表! 気になる評価は?
今年後半にデビューが予定されている次期型デミオは、最近元気一杯のマツダの最新作だけあって相当の力作らしい。なるほどジュネーヴショーに出展されたプロトタイプを見たらカッコ良い! ちなみにプロトタイプと言っても外観は市販車と同じ。スペックを予想しながら紹介したい。
まずボディサイズ。今やデミオやフィットなどが属すヨーロッパのBセグメントは全幅1700mmを超えるモデルばかりになった。日本仕様に限って言えば5ナンバーにこだわってくると考える。実際日本だと排気量1.3リッターで3ナンバーというのは理解されにくいからだ。
全長は3900mmの現行デミオより少し長くなるだろうけれど、4m未満をキープすると思う。4mより長くてもフェリーの料金が高くなるくらいでデミリットは無いとはいえ、ボディ重量だって増えてしまう。必要なキャビンスペースを確保しながら最小限のサイズに抑えた方が良いということです。
搭載されるエンジンは、おそらく1.3リッターと1.5リッターのガソリンと、1.5リッターのディーゼルターボ(半年くらい遅れて発売になるかもしれない)の3タイプ。当然ながらスカイアクティブと呼ばれる新世代の省燃費エンジンになり、低燃費を売りにしてくるだろう。
最も燃費の良い1.3リッターはJC08で現行モデルの25km/Lを大きく凌ぎ、小型車No.1を目指す。ちなみに現在のNo.1は27.2km/Lの三菱ミラージュ。1リッター3気筒のミラージュを、1.3リッター4気筒で凌ぐという高いハードルながら、超えてくるだろう。
アクセラと同じ1.5リッター+6速ATは高性能モデルという位置づけ。マニュアルミッション搭載のスポーティモデルをラインアップしてくると思う。ちなみに1.5リッターは年末にデビューすると言われているCX-3(ホンダ・ヴェゼルと同じサイズのSUV)にも搭載される。
ディーゼル車の燃費は? 価格は?
大いに楽しみなのが新開発となる1.5リッターディーゼル。厳しい規制を受けるディーゼルは、複雑な排気ガス浄化装置と組み合わせないとならない。当然ながら車両価格も上がってしまう。ただガソリン車の燃費が10km/L。ディーゼル車だと15km/LのCX-5なら高くても問題なし。走行10万km分の燃料コストは、ガソリン車150万円に対しディーゼル83万円。つまり67万円高くたって、燃料コストの差額でモトが取れてしまうからだ。一方、ガソリンエンジンでも燃費良いデミオのようなクルマだと、燃料コストの差じゃペイ出来ないと言われてきた。
それでも日本にディーゼルエンジン搭載車を出そうとしているようなので、勝算あるのだろう。実用燃費でアクアやフィットHVくらいの数値を実現し、ハイブリッド車くらいの車両価格に抑えてきたら面白いと考える。イメージとしちゃ22km/Lの170万円か?
クルマ好きからすれば走りの味も大いに期待したい。1.5リッターディーゼルの最大トルクは3リッターのガソリンエンジンと同等の30kgmくらいになるだろう。1200kgのデミオにこのエンジンを搭載したら、最高に楽しいクルマになると思う。日本発売は夏休み明けくらいです。
※こちらの記事は2014年3月に執筆されたものです。
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