ディズニー映画というと、まずはアニメーションが印象深いけれど、実写でも良質の作品を数多く作っています。実写とアニメを合成させたものも多いですよね。
今回は、ディズニーワールドを創り上げたウォルト・ディズニーが名作『メリー・ポピンズ』を製作したときの秘話を映画化した最新作『ウォルト・ディズニーの約束』をピックアップ+オススメのディズニー映画をご紹介しましょう!
トム・ハンクスがディズニーを演じる『ウォルト・ディズニーの約束』
ディズニー映画の名作として名高い『メリー・ポピンズ』。実はこの映画は、ディズニーが映画化を決心してから、完成するまで20年余りの歳月を要しました。なぜなら原作者のP.L.トラヴァース女史が許可を出さなかったから。それでも決して諦めないディズニー、頑として「NO」と言い続けるトラヴァース女史。そんな二人を巡る『メリー・ポピンズ』の製作秘話を描いたのが本作。トラヴァース女史の過去も紐解き、感動的な映画に仕上がっています。けっこうトラヴァース女史の過去パートが重要視されており、もっと製作裏話を見たかったなあという思いもありますが、それでもトム・ハンクスのウォルト・ディズニー役は楽しいです。見た目似せているわけじゃないんだけど「ディズニーってこういう人だったのだろうな」と思わせる説得力があります。この間までキャプテン・フィリップスだった人とは思えませんよ。
またトラヴァース女史の過去のエピソードも心に染みわたります。悲しい少女時代を送った彼女、心の支えであった父とのエピソードは泣けます。「メリー・ポピンズ」には彼女の半生が込められているのです。だからやすやすと「OK」とは言えないんですよねえ……。
ディズニーランドロケもあるので、ディズニー好き、感動映画好きの人にオススメのザ・ディズニー映画です。
『ウォルト・ディズニーの約束』(2013年度作品)
2014年3月21日公開
監督: ジョン・リー・ハンコック
出演: エマ・トンプソン、トム・ハンクス、ポール・ジアマッティ、ジェイソン・シュワルツマン、ブラッドリー・ウィットフォード、ルース・ウィルソン、B・J・ノヴァク、 メラニー・パクソン、アニー・ローズ・バックリー、コリン・ファレル、キャシー・ベイカーほか
(C)2013DisneyEnterprises,Inc.
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