国際的に注目される、あまりにモダンなメキシコシティの図書館

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異次元の図書館内 (C)Kae Kihara

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見ているだけで吸い込まれそうな空間

世界的なアメリカの建築雑誌Architectural Recordで、「世界でもっとも先鋭的でモダンな図書館」と評されたのが、メキシコシティにある市立バスコンセロス図書館。メキシコを代表する現代建築家のアルベルト・カラチが設計し、2006年にオープンしました。

 
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中央に飾られたオブジェは、メキシコ現代アートを牽引する、ガブリエル・オロスコの作品『Matrix Movil』 (C) Kae Kihara

ガラスをふんだんに使った超近代的な建物の中へ一歩入ると、空中に浮かんでいるかのようなメタリックな書棚群に圧倒されます。シンメトリーに配置されており、まるで巨大芸術作品、はたまたSF映画のセットのようにも見えます。なんと、ここには58万冊におよぶ本が収容されているのです。

 

旅行者でも気軽に本の閲覧ができる

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約58万冊の本を在庫する (C) Kae Kihara

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とてもくつろげる閲覧スペース。休憩にもぴったり

この図書館、建物を眺めるだけではもったいない! ぜひ、利用してみましょう。ちなみに、入館、本の閲覧ともに無料です。

奇抜な見た目にも関わらず、この図書館の書棚の配置は規則的で、読みたい本が探しやすくなっています。図書館登録カードを持っている市民しか貸し出しの利用はできませんが、館内での閲覧だけであれば、旅行者でも可能です。

まず、入り口の係員に、自分が探したいテーマを告げると、そのテーマの本がある書棚の場所を調べて、書棚の番号を案内してくれます。

例えば、「芸術の本はどこにありますか?」と訊ねる場合は、「¿Dónde están los libros de <Arte>?(ドンデ エスタン ロス リブロス デ <アルテ>?)」というふうに訊いてみてください。ピレヒスパニック文明の本ならば、<la cultura prehispánica(ラ クルトゥラ プレイスパニカ)>、メキシコの歴史の本ならば<La historia de México(ラ イストリア デ メヒコ)>というふうに<>内の言葉を替えれば通じます。スペイン語が出来なくても、歴史や、芸術の本ならば、写真や図版を眺めているだけでも楽しいです。

広い館内には備え付けのコンピューターで調べものができるスペースや、本を閲覧しながら、ソファでくつろぐスペースもあり、何時間でも過ごせそうな居心地の良さです。メキシコの学生たちに混じって、本の世界に浸るのも、なかなか面白い旅の経験になるかもしれません。

<DATA>
Biblioteca Vasconcelos(ビブリオテカ・バスコンセロス)
住所:Eje 1 Norte s/n esq. Aldama, Col. Buenavista, Del. Cuauhtémoc, México D.F.
TEL:9157-2800
アクセス:地下鉄B号線Buena Vista(ブエナビスタ)駅からすぐ
開館時間:毎日8:30 ~ 19:30
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