ピーリングの基本！「皮膚科」「自宅ケア」の特徴は？(2ページ目)

自宅でできるピーリング

グリコール酸など酸の作用を味方につけた石けんや拭き取り美容液、スクラブなど物理的な作用をいかした洗顔料やパックなどが数多く登場しています。これらはもちろん、自宅で安全に使える化粧品として開発されているため、皮膚科でのピーリングよりも効果が穏やか。なかには、スペシャルケアとしてではなく毎日使えるものもあるほどです。

ピーリングコスメの魅力は自宅でのスキンケアに手軽に組み込めること、ピーリングビギナーでも能書どおりに使用していれば失敗しにくいこと、心地いい香りやテクスチャーを楽しめたりすること、プチプライスのものが増えていることなどです。ザラつき、毛穴づまり、くすみ感、ニキビなどに悩む人はぜひ試してみましょう。最近ではピーリング効果のほかに保湿、美白、毛穴ケアなどプラスアルファの効果を搭載しているものも多く、効果実感が高いものがたくさんあります。

ピーリングコスメは顔全体に使えるものもあれば、Ｔゾーンなどザラつきや毛穴が気になる部分だけに限定しているものも少なくありません。いずれにしても、目のまわりなど肌が過敏な部分は避けるのが鉄則です。また、生理前や季節の変わり目などに肌が荒れやすい人は、そのときにはお休みしたほうがいいでしょう。肌がひどく乾燥している場合や強い紫外線を浴びた直後も、肌が落ち着くまでピーリングコスメを使用しないでください。

そして能書には書いていませんがおすすめの活用法として、ひじやひざなどのゴワつくボディのケアに流用するという手も。これらの部分は古い角質が蓄積しやすいですし、顔用のピーリングコスメを使ったからといって、刺激が強すぎてしまう心配もないからです。ただし、ひじやひざにピーリングコスメを使ったあとは必ずボディクリームなどで潤いを与えることもお忘れなく。

ちなみに、皮膚科でピーリングを受ける際には、自宅でピーリングコスメを使っていると伝えておいたほうがいいでしょう。ダブル作用で刺激が高くなりすぎるなど、場合によっては自宅でのピーリングケアの中止をアドバイスされるかもしれません。


最後に……皮膚科で施術を受けた場合も自宅で行っている場合も、ピーリング後の古い角質が取り除かれた肌は美容成分の浸透がアップ。ぜひ、イオン導入やシートマスクなどのケアをプラスしましょう。美肌をさらに高めるコツです。もちろん、潤いをたっぷり与える、紫外線をしっかり防ぐ、という2点は抜かりなく！