肌は毎日新しく生まれ変わっています。新陳代謝によって、細胞が絶えず入れ替わっているのです。具体的には、基底層という部分で新しい細胞が生まれ、分裂しながら働きや形を変えて肌表面へと押し上げられていき、肌表面で角質となってやがて自然にはがれ落ちるメカニズム。

この肌の新陳代謝はターンオーバーと呼ばれ、これがスムーズに行われてこそ、初めて美肌を保てるのです。反対になんらかの原因によってターンオーバーが乱れると、古い角質がはがれずに肌表面に厚く溜まってしまうことがあります。これが「角質肥厚」と呼ばれる状態です。その原因はいくつか考えられます。

原因1 乾燥

ターンオーバーイラスト

ターンオーバーが正常なら、古い角質は自然にはがれ落ちます

まず、肌の潤いが不足している場合。たっぷりの潤いで満たされた理想の肌であれば、ターンオーバーがスムーズに行われます。ところが乾燥していると肌の代謝機能がしっかり働かず、健康な細胞が生まれにくく不要な角質もはがれにくくなります。その結果、肌表面に古い角質が蓄積するのです。

こんな人は要注意!
・もともと肌がカサつきやすい
・メイクのりが悪い日が多い
・暑くなると、軽やかなケアに走りがち


原因2 紫外線

紫外線も角質肥厚を引き起こす原因のひとつ。強い紫外線を浴びると、肌はその紫外線から体を守ろうとします。つまり、肌内部に刺激や異物が侵入してしまうのをガードする防御反応が働くということ。その結果、肌を厚くしようとする、つまり、角質が溜まるというわけです。さらに、紫外線は肌の乾きも助長するため、角質肥厚を招く要因が重なることにもなります。

こんな人は要注意!
・冬は紫外線対策をしていない
・近所への買い物くらいでは日焼け止めを塗らない
・夏を終えると、肌のくすみやゴワつきが目立つ


原因3 摩擦

物理的な摩擦も角質を厚くさせます。洗顔時の泡立てが不十分だと指の刺激が肌に直接伝わってしまいますし、タオルで顔を拭くときになにげなくこするだけでも、それがまた肌にとって刺激になることがあります。こういった摩擦などの刺激も肌を守ろうとする働きを活発にし、角質肥厚につながります。

こんな人は要注意!
・泡立てネットを利用していない
・顔表面でタオルをすべらせて拭く
・頻繁に顔をこすったりかいたりする