VIX指数ってなに?

ボラティリティ・インデックスとは、S&P500や日経平均など、対象となるオプション取引のボラティリティ(変動幅)を基に算出されている指数のことです。数値が高いほど投資家が相場の先行きに不確実性を感じているとされ、別名「恐怖指数」と呼ばれています。有名なのはシカゴ・オプション取引所が算出するVIXで、米S&P500を対象とするオプション取引の値動きを基に算出されています。ほかにも、日経平均株価や英FT100種のVIX指数も存在します。

似て非なるVIX指数とVIX「先物」指数

VIX指数に投資する方法としては、一般的な追加型投資信託のほか、ETF(上場投資信託)、さらにETN(証券に対する裏付け資産を必要としない債券。指標連動型証券。)もあります。ただし、VIX指数そのものはあくまで指標であり、金融商品としての取引はできないため、実際の投資対象としてはVIX先物指数が用いられています。

先物指数は、先物特有の限月間価格差が指数値に反映されるため、短期的に大きなリターンを狙えても、長期的には減価する傾向にあります。株価が安定し、VIX指数が低水準のまま推移すると、特に短期の先物指数は大きな下落に見舞われるので注意が必要です。VIX先物指数連動型のETFは、投資家の恐怖心が高まる局面においてピンポイントでリターンを追求するためのファンドであり、保険のような感覚で長期的に保有することは決してお薦めできません。

価格変動リスク低減ための活用法も

最近はヘッジ資産としてVIX先物を組み入れる投資信託の設定も目立っています。昨年4月設定の「楽天みらいファンド」(楽天投信投資顧問)は、国内外の株式と債券のほか、足元でポートフォリオの約2割をVIX先物に投資しています。また、今年2月に運用を開始した「米国株式モニターファンド」(T&Dアセットマネジメント)も、投資対象である米国株の価格変動リスクを低減するためにVIX先物を活用しています。

株価の下落局面でも新たな収益機会を獲得できるという点で、VIX先物指数の注目度は高まっています。ただし、公募投信の世界では、VIX先物は積極的に「勝ちにいく」手段として使われるというよりも、あくまで「保険をかける」意味で活用されることの方が多いといえます。

VIX指数関連の国内公募投資信託の例

VIX指数関連の国内公募投資信託の例



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