民間企業の最新・お給料事情

これから就職する人も、すでにお給料をもらっている人も、業種別などの給与データは気になるところでしょう。平均賃金などの調査はいくつかの機関が行っていますが、今回は「民間給与実態統計調査(平成25年分)」をご紹介します。

この調査は、国税庁が実施しているもので、従業員1人の事業所までを調査対象としています。民間企業の従業員で非正規雇用者も対象としているので、より実態に近い調査結果といえるでしょう。

平均年収413万6000円。正規雇用のみでは473万円

■男女別の平均年収(単位:千円)
【表1】 民間企業で1年を通じて勤務した給与所得者(パートタイマー、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託などの非正規を含む)の平均給与と対前年比。そのうち正規、非正規別にも集計したもの

【表1】 民間企業で1年を通じて勤務した給与所得者(パートタイマー、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託などの非正規を含む)の平均給与と対前年比。そのうち正規、非正規別にも集計したもの

表1は、民間企業で1年を通じて勤務した給与所得者(パートタイマー、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託などの非正規を含む)の平均給与と対前年比。 そのうち正規、非正規別に集計したものです。ここでいう平均給与とは、給料や手当、ボーナスなどの合計額(通勤手当は含めず)で、いわゆる平均年収です。

男女合わせて全業種の平均年収は413万6000円。前年(平成24年分)の同じ調査では408万円で、前年比1.4%のアップです。前年(平成24年分)の調査では、前年比0.2%ダウンで下げていたのが、アップに転じています。この調子で、翌年もアップするといいですね。

雇用形態別にみてみると、正規雇用の平均年収は473万円なのに対して、非正規雇用は167万8000円。労働時間の差はあるとはいえ、差は大きくひらいています。特に男性の差が大きく、正規雇用の平均年収526万6000円に対して非正規雇用224万5000円。非正規は正規の半分にも満たず、約43%という低さです。年齢や勤続年数など条件が異なり、単純には比較できませんが、格差は深刻な状況です。

高年収は電気・ガス695万5000円、金融・保険616万9000円

■業種別の男女別平均給与(単位:千円)
【表2】 民間企業で1年を通じて勤務した給与所得者(パートタイマー、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託などの非正規を含む)の平均給与を業種別、男女別に集計したもの

【表2】 民間企業で1年を通じて勤務した給与所得者(パートタイマー、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託などの非正規を含む)の平均給与を業種別、男女別に集計したもの

表2は平均給与を業種別・男女別に集計し、合計年収が高い順に並び替えたものです。一番高年収だった業種は、電気・ガス・熱供給・水道業で695万5000円。次いで金融・保険業の616万9000円となっています。

中でも注目したいのが、電気・ガスの女性の平均収入。494万1000円で、他の多くの業種が100万~300万円台という中で500万円近くと飛びぬけて高くなっています。女性が正規で長く勤めやすく、収入もあがる仕組みができているのでしょう。

年収が低い業種は、宿泊業、飲食サービス業で233万円。次いで農林水産・鉱業で288万7000円。この2業種が200万円台となっています。 飲食サービス業などは勤務時間が短い非正規雇用者が多い業種です。この結果は予想できるとはいえ、平均の413万円の6割弱というのは厳しい結果です。

業種別の平均年収をみてきました。次のページでは、更に詳しく年齢別の平均年収をご紹介しましょう。