スウェーデン/ストックホルム基本情報

ストックホルム中心部のエリアガイド(2ページ目)

スウェーデンを観光で訪れるときに外せないのが、首都ストックホルムです。ストックホルムは、大小数々の島によってできており、この島をもとにいくつかのエリアに分けると観光がしやすいです。ここでは、ストックホルム観光の計画を立てるのに便利なエリアの特色をご紹介します。

サリネン れい子

執筆者:サリネン れい子

スウェーデンガイド

高級感漂うエステルマルム(Östermalm)エリア

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1888年からあるエステルマルムの室内市場

中央駅エリアの東に広がるのが、エステルマルムエリア。この地域の入り口は、地下鉄赤ラインのエステルマルムトリエ(Östermalmstorg)になり、中央駅から歩いた場合は、15~20分ほどかかります。

エステルマルムエリアの中心はスチューレプラーンと呼ばれ、スウェーデン語でキノコを意味する、スヴァンペンいう建物が目印。この辺りは、ストックホルムでも有数のクラブやレストランが多い地域で、地元の人に人気のある夜の町といった感じ。また、スヴァンペンから繋がるビブリオテークガータンとビリヤール・ヤールスガータンは、ちょっと高級で有名なお店が連なっています。

エステルマルムには、室内市場があり、年間を通してスウェーデンらしい食材に振れることができます。夏の間は、市場に面した広場で蚤の市も行われます。自然の中でゆっくりとストックホルムを楽しみたいという方には、エステルマルムエリアの北部にあるフンムレ公園や、その反対に位置し、旧市街エリアにも近い王立公園がお勧めです。

若者に人気の情報発信地、ソーデルマルム(Södermalm)エリア

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ソーデルマルメエリアの目抜き通り、ヨータガータンは歩行者天国に成っており、多くの人々で年中賑わっています

エステルマルムとは対照的な雰囲気を醸し出す、ストックホルムの若者に人気のエリアがソーデルマルムエリア。ソーデルマルムエリアの入り口は、地下鉄緑と赤ラインのスルッセン(Slussen)駅です。旧市街の南に位置し、旧市街から徒歩でスルッセンを渡りソーデルマルム島に入ることもできます。

ソーデルマルムエリアの代表的な歩行者天国が、地下鉄スルッセン駅からすぐのヨータガータンです。カフェやレストラン、ショッピングが楽しくなるブテイックが立ち並び、多くの若者で年中賑わっています。このソーデルマルムエリアは、その昔労働者の多く住むストックホルムの住宅地域だったのですが、現在では、芸術家の工房やお店が点在し、ストックホルムのSOFOと呼ばれている一角があります。その中心が スコーネガータンで小さな興味深いお店やアンテイークのお店が点在しています。

ソーデルマルムエリアは、ストックホルムの他のエリアの対岸に面しており、島の高台からストックホルムの町を眺めることができます。代表的な場所として、地下鉄スルッセン駅のすぐそばから、カタリーナヴェーゲンへ向かうとよいでしょう。

美術館、博物館が目白押しのユールゴーデン島(Djurgården)とシェップスホルメン島(Skeppsholmen)エリア

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美術館や博物館、遊園地の建ち並ぶユールゴーデン島

ストックホルム中心部の最後のエリアは、美術館や博物館が立ち並んでいるユールゴーデン島とシェップスホルメン島エリアです。ユールゴーデン島とシェップスホルメン島は隣り合わせなので、船で行き来ができます。

ユールゴーデン島には、地下鉄の中央駅があるセルゲル広場から少しいったところにある乗り場からトラムに乗るかバスで。ユールゴーデン島で見逃せない野外民族博物館スカンセン、北方民族博物館やヴァーサ号博物館などがあり、年中多くの地元の人や観光客でにぎわっています。

シェップスホルメン島には、地下鉄青ラインでクングストレードゴーデン駅(Kungsträdgården)で降り、徒歩10分程です。シェップスホルメン島の手前には国立美術館があり、橋を渡るとシェップスホルメン島になります。島には、東洋博物館や現代美術館などがあります。

*この国立美術館は2017年まで改装中です。改装期間中は、国立美術館はコンストアカデミーに移転していますので、ご注意ください。

ストックホルムの中心部の5つのエリアは、それぞれ特色が異なり、ぜひ5つのエリアを訪れて欲しいと思います。
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