山岳鉄道建設のモデルとなったベルニナ線
雪と氷河の世界から一気に陽光溢れる南国へ 画像提供:スイス政府観光局 www.myswiss.jp
イタリア語で白い湖を意味するラーゴ・ビアンコ付近を通る 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp
鉄道の傾斜度を表す際に、パーミル(‰)という単位が使われますが、ベルニナ線の最急勾配は70パーミル。登山電車で使われるラックレール方式ではない通常の2本のレールの場合、70パーミル程度が限界と言われています。サン・モリッツからティラーノまでの所要は、片道約2時間30分。山、湖、氷河の世界から一気に標高を下げ、棕櫚の木が茂る南国風景に変わります。
夏の好天時にはオープンエアーの車輛も運行 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp
山肌を縫うように敷設されたベルニナ線に習い、1919年に箱根登山鉄道が完成しました。1979年にはレーティッシュ鉄道との間に姉妹鉄道提携が結ばれ、現在も交流が続いています。
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