-寝室編-
5人に1人は不眠症です。
間取りを考える際、どうしても先に、リビング、ダイニング、キッチン水まわりなどを考え、そのあとで寝室という順番が一般的でしょうか。最近は5人に1人が不眠症と言われています。快適な睡眠環境をつくることが当然明日への活力を生む源になります。そういった意味で、寝室こそおろそかにできないところなのです。住まい自体が健康住宅であっても、そこに住むひとが健康でなくては何の意味もありません。
快適な睡眠環境をつくる寝室を考える
〇レイアウトで注意すること・出来れば朝日の差し込む位置にプランニングをする。
・バルコニーなどをつけて寝室から直接、外に出られると何かと便利。
・隣家との窓の位置を確認して重ならないように配慮する。
・造り付け家具にして、あまり凸凹はつけないようにする。
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〇広さ・寸法で心がけること
・7畳以上の広さを目安にする。
・ベットメイキングのスペースを確保する。
・ベットなどの搬入・搬出を考えて室内扉の有効巾は70cm以上を確保する。
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〇仕上げはどう考える
・全体的にリラックスできるよう柔らかい色使いを心がける。
・採光はブラインドや遮光カーテン等でコントロールする。
・サッシ内側にさらに障子戸を設け光や熱の調節と柔らかい空間に仕上げる。
・材料として、床はコルク,じゅうたん,フローリングなど、壁は一部板張り、けいそう土などできる限り自然を感じさせる材料を選択する。
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〇電気・照明計画の考え方は
・ベットの枕元から光源が直接目に入らない位置に照明器具を配置する。
・十分な明るさの全体照明と枕元・足元などの部分照明の組み合せを考える。
・埋め込み型の照明など雰囲気をつくる間接照明を考える。
・リモコン操作でベットからの点灯・消灯ができると便利。
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