住宅設計・間取り/キッチン・洗面・寝室・子供部屋の間取り

基本間取りの考え方シリーズ3 寝室編(2ページ目)

フローチャートに学ぶ基本間取りの考え方シリーズ、最後は寝室編です。間取りを考える際どうしても後回しになりがちな寝室ですが、最近は5人に1人が不眠症だと言われています。快適な睡眠環境をつくるためにはどうすればよいのでしょうか?

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


〇どんな設備機器や器具をつける

・エアコンの風が直接身体にあたらない配置を検討する。
・外の明りや防犯が気になる場合は電動窓シャッターをつける。
・過乾燥も考えて加湿器が設置できるコンセントを設けておく。
・床暖房をつけるか、つけないか考える。
・花粉やハウスダストなど気になる人は24時間換気システムの強化を図る。
・その他(LAN、インターホンの子機、火災警報器など)


〇湿気や換気の確認をしておこう
・窓はできれば二方向が望ましい
・一定の温度で湿度管理ができるとベスト
・夏至、冬至の光の入り方で窓の大きさや開閉方法を考える。
・書斎・趣味スペースなどを併用するのであれば天井換気扇を設けておくと便利

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徐々に眠りを誘うよう天井を黒で仕上げる。




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サッシ内側に障子戸を設け光や熱の調節と柔らかい空間に仕上げる


(写真はすべて(株)佐川旭建築研究所 設計)

ガイド佐川のワンポイントアドバイス

現代はネット社会となり、時間を問わず世界と容易につながるようになりました。これからは益々、朝早く起きるなどで体内時計をつくっていくことが難しい時代になっていくのかも知れません。

体内時計を調節するには朝晩の光の量が決め手になります。開口部からの自然光や人工照明をうまく組み合せて快適な睡眠環境をつくり、健康家族をつくってください。

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