歴史を刻む建築~日本橋(国重要文化財)

400年以上にもわたる街の記憶を残す日本橋

400年以上にもわたり街の記憶を残す二連アーチ橋の『日本橋』

獅子像

日本橋を見守る獅子像

最初の橋が架けられたのは慶長8(1608)年、翌年に幕府が一里塚を設置し、諸街道の拠点としたことから呼称されるようになったという『日本橋』。現在の日本橋は明治44(1911)年築のルネサンス様式です。橋の名標は、あの徳川慶喜が書いたものなのだとか。彫刻家の渡辺長男氏による麒麟像や獅子像などの彫刻も見ごたえがあります。架橋100周年を迎えた2011年には日本橋のたもとに『日本橋船着場』も誕生し、川めぐりも楽しめるようになりました。

 

日本橋と『野村證券本店』

日本橋と『野村證券本店』

日本橋に隣接、中央通りのコレド側(写真右)に位置するのが、昭和5(1930)年築の『野村證券本店』です。普通に歩いていると通り過ぎてしまいそうですが、目をあげてよく観ると一番上の階だけ白く、その他の階は茶色、丸みをおびたユニークな外観デザインをしています。

 

貴重な明治初期の建築~日本銀行本店(国重要文化財)

『日本銀行』(写真左)と『三井本館』(写真右)

『日本銀行』(写真左)と『三井本館』(写真右)

三越本館の横を中央通りから一本入り、三井本館に対面しているのが『日本銀行本店』。東京駅と同じ辰野金吾氏の手による、ベルギーの中央銀行をモデルにしたバロック風の壮大な建築です。1974年に国の重要文化財に指定されています。日本に現存する数少ない明治初期(明治29/1896年)の建築としても貴重ですし、ライトアップはされていないものの夜も趣があるので三井本館と合わせてご覧ください。

”オトナの知的好奇心が刺激される街”日本橋夜景はいかがでしたか。他にも、2004年にオープンした『コレド日本橋』や2010年にオープンした『YUITO/YUITO ANNEX』などの商業施設、全国各地のアンテナショップめぐりなど色々な楽しみ方ができます。そして『コレド室町2』には日本橋発のシネマコンプレックス『TOHOシネマズ日本橋』も誕生します。

さらに、東京都建設局では、水辺の更なる魅力向上と地域の活性化を目的に、日本橋川の日本橋を中心とする、江戸橋から一石橋までの区間の河川管理用通路を活用して飲食店の営業を行う"かわてらす"~夏の京都などでよく見られる『川床』のようなもの~を計画しています。どんなお店が名乗りをあげ、選ばれるのかも楽しみです。

慶長9(1604)年に制定された五街道の起点として発展した日本橋、ぜひ、『道(通り)』や『まちづくり』に着目して夜の散歩をしてみてください。

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