(3)アフィリエイトで増やす
もし、そこそこのアクセス数が稼げているブログ等を行っている場合は、商品の購買についてリンクを張ることで、クリックした人の購入額の一部を報酬として受け取るアフィリエイトについて検討してみるといいでしょう。アフィリエイトは別に悪いことではなく、広告出店をしている手数料をもらうようなものです。書店が陳列して販売機会を提供するから本の売り上げの数割を得るようなものです。
一番簡単なものはAmazonのリンクです。登録も簡単ですし、ブログに掲載するのも手軽に行えます。ただし、アフィリエイト収入は一定ではないことには留意が必要です。毎月数百円にしかならないこともあります。ホームページを見て「自分も買わなくちゃ」と思わせることは容易ではありません。過度な期待はしないようにしておきましょう。
(4)ポイントを貯める
ポイントは地味ですが、確実に3%に増税に近づくことのできる工夫のひとつです。最近ではコンビニの買い物、電子マネーの決済、ネットショッピング(クレジットカードの決済)などにポイントが貯まるものがたくさんあります。
例えばSuicaのポイントクラブは、100~200円につき1ポイント貯まり、1ポイント1円でSuicaにチャージできます。キャンペーンのときには5倍ないし10倍ということも多く、5%貯まることもしばしばです。コンビニのポイントも基本的に1%相当が貯まりますので、消費増税のうち3分の1は取り返せるのです。
書籍代についてのみなら、丸善・ジュンク堂系のhonto.jpがオススメです。かなりひんぱんに「3000円買うと500ポイント」「4000円買うと650ポイント」のようなキャンペーンをやっています。まとめ買いをすれば10%以上還元されるため、大変お得です。
(5)兼業や副業で増やす
時間を割く余裕があって、また会社の兼業禁止規定に引っかからなければ、兼業や副業は年収を増やすために考えられるアプローチのひとつです。同業(競合)でないこと、就業時間内で兼業を行わないこと、などの要件がクリアされれば兼業禁止規定については効力がないとする考えが一般的です。週末に本業のお仕事と関係のない取り組みで収入を得てみるのは一考です。
絶対にやってはいけないのは、仕事の取引先から個人的に仕事を分けてもらって、しかもそれを就業時間内にやってしまうようなケースです。この場合、いきなり首になっても文句はいえません。
また、兼業については、本来休息すべき週末や夜の時間を使うことには注意が必要です。疲れがたまって本業の評価を落とし、年収ダウンのようなことがないよう注意が必要です。
(6)共働きで増やす
もし結婚した夫婦であって、ひとりしか仕事をしていないのであれば、専業主婦を返上し、共働きをすることは消費税3%以上に効果的です。仮に毎月8~9万円でも年収では100万円の所得増になりますから、消費税が10%になっても余裕で乗り越えることができるほどのインパクトがあります。
とはいえ、共働きをすると、外食や中食(できあいのお総菜など)が増えるため、生活コストが上昇する部分もあり、油断は禁物です。しっかり稼ぐようになると税金や社会保険料もかかってきます。増えた年収がすべて使えるわけではありませんが、それでも生活がぐんと楽になりますし、子どもの学費準備ができるなど、3%の消費税以上の恩恵も生まれます。ぜひチャレンジしてみましょう。
1つにこだわらず複線で攻めよう
6つほど、「3%をあえて収入増で乗り切る」というアプローチを紹介してみました。すべて実行できる人はほとんどいないでしょうが、ひとつくらい自分に使えそうな項目がないか考えてみてください。可能であれば、2~3項目、実行してみて、組み合わせて「3%分の収入増」になるようチャレンジしてみてください。ポイントで1%くらいは確実に回収し、投資と転職活動にチャレンジしてみる、くらいだといいですね。
できるはずがない、と思っている物事ほど実はチャンスが眠っていたりします。ぜひ、「4月に3%アップ」目指してみてください。