「2戸1型」は「階段室型」の派生形
2戸1型は「階段室型」の良さを全て持ち合わせた発展形ともいえる。
その「階段室型」にエレベーターをプラスしたのが今回取り上げる「2戸1型」と呼ばれる形です。「2戸1型」のマンションは、住戸2戸に対し共用階段とエレベーターを1か所づつ備える形をしていて「階段室型」の快適性はそのままに、より便利になったという点で「派生形」とも言われます。「2戸1型」のマンションはエレベーターがつくため、階数の制限はありません。
2戸1型マンションの特長
2戸1型マンションは、2戸の住戸のほぼ中央にエレベーターと共用階段が配置され、共用廊下がありません。従って、住戸は基本的に南面と北面の2面開放(妻住戸は3面開放)となり、通風や採光条件がよく、快適性の高い住戸となります(【図1】参照)。窓のすぐ外側を人が歩くということもないので、プライバシー性も高くなります。限られた人しかそのエレベーターや階段を使わないので、不審者が入りにくく、防犯性にも優れるカタチと言えます。
それでは次のページで間取りの特徴を詳しく見てみましょう。