プロジェクションマッピングとは?
TOKYO STATION VISION(トウキョウステーションビジョン)
最近よく耳にする『プロジェクションマッピング』。定義については色々な説がありますが、その中からいくつか紹介しましょう。
プロジェクションマッピングを“コンピューターでインタラクティブに立体物に映像を写すこと”であるとするならば、成り立ちは90年代のようです。“立体形状に投影する”と定義すると40年以上前にさかのぼり、ディズニーランドのホーンテッドマンションの人物像にアナログ映写機で映したものが元祖ではないかという説もあります。
ガイド記事では、主催者側が『プロジェクションマッピング』とうたっているものに関して、特に定義のフィルターを設けず『プロジェクションマッピング』として紹介しています。
<日本での注目・人気度>
日本でプロジェクションマッピングが注目されたのはここ数年のことです。特に存在が意識されたのは東京駅の丸の内駅舎復元のグランドオープンを控え、2012年9月に開催された『TOKYO STATION VISION(トウキョウステーションビジョン)』からだと思います。TVでも報道され、個人のブログや動画投稿サイトに映像や写真がアップされるなどインターネット上でも話題になりました。”その時・その場所ならでは”という『プレミアム感』も人気の秘密ではないでしょうか。
<認知度>
しかし2012年当時は『プロジェクションマッピング』という言葉自体はあまり知られていなかったように思います。その後、各地でイベントが開催されるごとに、マスコミ等で『プロジェクションマッピングが何であるか』の説明や『プロジェクションマッピング』という言葉を見かける頻度が増えました。
逆に、最近目にするイベントチラシでは、何であるかの説明がなく、写真を掲載して視覚的に訴える開催告知が多いのです。それはつまり、立体物に映像が投影された写真を見ただけで、プロジェクションマッピングだと理解できるほど広く認知をされたことが分かる現象といえます。
次のページではプロジェクションマッピングの魅力と楽しみ方をお伝えします。