レクサスRXと比べてもおいしい“SAV”

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はBMWのX5(旧型)をご紹介したいと思います。
BMW X5undefinedフロント

低速時はタイヤの切れ角が大きく、高速走行時は小さくなるアクティブステアリングを標準装備。取り回しやすく、かつ高速時は安定したステアリング操作が行えます。タイヤは全車ランフラットタイヤ

デビューは2007年6月。「オフロードとかそんなに走らないでしょ? 普通の道を快適に気持ちよく走りたいでしょ?」というユーザーへの問いかけがそのままカタチになったX5の、2代目です。

なにしろSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)じゃなくって、SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)とわざわざ銘打つほど、BMWが他車との差別化を図った車&カテゴリー。

実際、SAVという言葉が一般的に定着したかどうかは置いといて、北米でも欧州でも日本でも大ウケ。このカテゴリーは初代トヨタハリアー(レクサスRX)が先に当てて、X5が花火を上げ、他社がこぞって参入し、今もなお黄金をザックザックと生み出している金脈でした。

しかも最近では、SUV風にデザインされた前輪駆動の小型車(VWクロスポロ、ルノーキャプチャー等々。ホンダヴェゼルやスズキハスラーは一応4WD車があるけれど基本は前輪駆動)にまで飛び火。BMWの予見は見事に当たっていたわけです。
BMW X5undefinedリア

通常は前40:後60という駆動配分のxDrive。路面や走行状況に応じて駆動力を配分してくれます。またブレーキを踏まなくても5~10km/hを保ちながら坂道を下れるヒル・ディセント・コントロールも装備

この手の車を前にすると、つい「昔はRVとかクロカンとか言ってたんだよな」などという私のようなおっさんは、「アイドルといえば松田聖子とか中森明菜だよな」と若い人に言って苦笑いされるように、今は本気のオフローダーなんて、多くの人は望んでいないのです。

ともかくオンロード最優先で開発されたこの2代目は、大当たりした初代のコンセプトを真っ当なまでに受け継いだ車です(ちなみに初代も2代目もちゃんと全車4WDです)。

2013年11月にフルモデルチェンジとなり、3代目がデビュー。それもあって、2代目の中古車価格はかなりお手頃になってきました。

原稿執筆時点での最安値は255万円。2007年式/7.9万km/修復歴なしです。308万円で2007/3.5万km/修復歴なしというのもあります。どちらも新車時価格753万円の3.0iですから、ラクラク新車時の半額以下。

北米でガチンコ勝負しているレクサスRX(2009年1月~)と比べて見てみましょう。2009年式/4万km前後/修復歴なしという条件で比べると、X5で354.8万円、RXで339.9万円というのが見つかりました。

このように中古車の価格もガチンコ。ただしRXの新車時価格は415万~565万円ですから、値落ち額で見ればX5のほうがおいしいというわけです。

もちろんX5の魅力はまだまだあります。次ページで見ていきましょう。