デビュー・アルバム
現在のロシアでもその傾向がありますが、ソ連でのリリースはよく似た組み合わせの曲が編集されてタイトルを変えて、乱発されることが多いです。ですから、どれがオリジナル・アルバムが分からなくなったりします。デビュー・アルバムは、1984年の『Белая ночь(白夜)』。アルバムのタイトルでもある「Белая ночь(白夜)」は、彼らの代表曲でもあり、OMD、Naked Eyesあたり(ちょっとPolice)を感じさせる、哀愁のテクノポップ。聴けば聴くほど、癖になる感じ…Белая ночь(白夜) (YouTube)
こちらは、なかなかミニマルでより実験的な「Давайте Созвонимся(呼びあいましょう)」。割とルックスが普通の人なんで、かえってシュールです。
Давайте Созвонимся(呼びあいましょう) (YouTube)
「Улетели листья(葉が飛んだ) 」という曲があります。聴いてみれば、知っている人ならすぐ、これは、The Korgisの「Everybody’s Got To Learn Sometime」だと分かります。これは、詩人ニコライ・ルブチョフ(Николай Рубцов)の「Улетели листья с тополей(ポプラの木から葉が飛んだ)」というロシア語の詩をThe Korgisの曲に当てはめて、カヴァー*したもので、フォルム以外の人たちにもカヴァーされています。
Улетели листья(葉が飛んだ) (YouTube)
*上記、カヴァーと記述しましたが、オリジナル偽装の疑いがあり、以下の記事で訂正を兼ねて、執筆しました。
共産テクノ番外編:ソ連のパクリ疑惑黒歴史 (All Aboutテクノポップ)