ココナッツ石鹸の先駆け! ブラットワンギ社
きめ細かな泡立ちと、泡切れの良さ、豊かで優しいアロマの香り、お肌をしっとりと洗い上げてくれる石鹸は根強い人気です。
ブラットワンギは、「MASACO石鹸」のブランド名(OEM)でJALの機内販売で扱われたことから有名になり、MASACO石鹸の名前が一人歩きした時代もありました。ブラットワンギのココナッツ石鹸はウブドのデルタ・デワタスーパーマーケットやクタのパパイヤ・スーパーマーケットでもレギュラー製品を購入することができますが、直接工房で購入すると若干価格が安く、商品の種類も多いこと、工房限定品やお徳用の切り落としなどもそろっているので、足を伸ばしててでも購入する旅行者が多いのだそうです。
田んぼの中にある工房へ
田んぼの周りはヤシの木で囲まれ、のどかな雰囲気の中にブラットワンギ社の工房があります。田んぼの中に見える白い建物を目指してください
工房の中に入ると、アロマの香りが漂っています
ココナッツ石鹸はバニラ、ペパーミント、フランジパニ、オレンジヨーグルトなど、たくさんの種類があって迷うほど! 工房で販売されるココナツ石鹸は一つが日本円で約113~170円くらい(2020年7月現在の価格)。
ブラットワンギ社の石鹸ができるまで
工房には見た目にも美しいココナッツ石鹸の見本が並びます
1990年代のバリ島にはまだココナッツ石鹸はなかったそうです。日本でも手作りの石鹸についての文献は少なく、石鹸作りや香料などに関するアメリカやイギリスの本を20冊ほど取り寄せて、石鹸を作ることに。夢を実現させてしまったパワーがすごいです。
ブラットワンギ社の石鹸はバリ島での購入の他、日本では南青山の落合恵子さんのお店クレヨンハウス、渋谷の表参道パッチフラワーの店、渋谷ロフト、南青山の花梨スタジオなどで売られています。日本人がバリ島で生みだした石鹸が、日本でいろんな方に使われて重宝しているのを想像するだけで、嬉しくなりますね。
マサコさん自身、最初は自分で使うことが目的で、販売は考えていなかったとか。口コミであっという間に評判が広まり、商品化に至りました。バリ島のサクセスストーリーですね。
<DATA>
■CV.BURAT WANGI(ブラットワンギ)
住所:Geriya Abian, Br.Ambengan, Peliatan, Ubud, Gianyar, Bali
TEL:0361-974-125
休業日:日曜日、祝日、バリ・ヒンドゥーの祭日
(※情報は2020年7月現在)