絵本/春を楽しむおすすめ絵本

3月 新生活が待ち遠しくなる絵本

入園・入学・進級など、新生活にのぞむ子どもたちは、みんな、ちょっとドキドキ、でもすごーくワクワクして、新しい生活を心待ちにしていることでしょう。そんな子どもたちに、新生活がもっと待ち遠しくなるような、楽しい絵本をご紹介します。

執筆者:大橋 悦子

元気に大きくなあれ!新生活が始まる子におすすめの絵本

「3月 新生活が待ち遠しくなる絵本」のイメージ画像

大きくなる子どもたちに、絵本という友だちが益々増えていきますように!

3月を迎え、もうすぐ入園・入学・進級など、子どもたちも新しい生活がスタートします。みんな、ちょっとドキドキ、でもすごーくワクワクして、新生活を心待ちにしていることでしょう。そんな期待と不安の入り混じった時期にある子どもたちに、心からのエールをおくるべく、5冊のおすすめ絵本を選びました。

絵本を選ぶ際には、新生活のスタートが待ち遠しくなるように
  • 春のポカポカした陽気のような、温かな読後感があること
  • 集団生活の楽しさが伝わる内容であること
  • 成長の喜びが感じられること
の3点に留意しました。

それでは早速、年齢に関係なく楽しめる「かずあそび」の絵本からご紹介します。

集団生活の楽しさを体験できる『ウラパン・オコサ』

1がウラパン、2がオコサ。数字を、この不思議な2つの言葉に置き換えて、一途に数を数えていく「かずあそび」の絵本です。「えっ、それだけ?」などとおっしゃらず、まあ、だまされたと思って読んでみてください。単純なのに面白い。いえ、単純だから面白いのかもしれません。

お父さん、お母さん、お爺ちゃんにお婆ちゃん、兄弟姉妹やお友だちと、一緒に読む仲間が増えるたびに、面白さも増していきます。競争したり、助け合って数えたりする楽しさは、1人で読んでもらうだけでは絶対に体験できない面白さ。これこそ、集団の楽しさですね。この絵本は、大勢で読む方が間違いなく楽しいと思うのです。

数を数えるだけの絵本はたくさんありますが、読むことで、数の概念まで理解できる絵本は少ない。その意味でも大切にしたい絵本ですが、くれぐれも算数の教材としてお読みになることは避けてください。それよりも、みんなで、大きな声で、「オコサ・オコサ・ウラパン!」とやる方が絶対面白いに決まっていますもん。

詳しくはこちらでどうぞ → 「かずあそび」って面白い! 『ウラパン・オコサ』


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