帝王切開は医療保険の保障対象

帝王切開の給付金

帝王切開で大変だったけど、給付金が出た!

民間の医療保険では、病気やケガで入院したり手術したりしたときに給付金を受け取れます。出産は病気ではないので、自然分娩なら医療保険の給付金はありません。

しかし帝王切開での出産なら、妊娠する前に加入していれば、帝王切開などの手術、重度のつわりや切迫早産による入院などのトラブルなどがあったときに給付金の対象となります。

帝王切開で出産した場合、医療保険の契約内容にもよりますが、約3万円から約20万円の給付金が支払われるケースが多いようです。

妊娠前にしておいた方が良かったことは「医療保険に入ったこと」が4割

出費がかさむといわれている出産ですが、実際には、どのくらい負担しているのでしょう?

ある生命保険会社で平成25年2月から3月の数日間にかけて、25~39歳の「出産から3年未満の女性」にアンケートを取ったところ、妊娠・出産での自己負担額の平均は27.3万円だったそうです。

他の生命保険会社では平成28年3月中の数日間にかけて、20~40歳代の「出産から10年以内の女性500名」に「妊娠前にしておいて良かったことがあるか」とインターネット調査を行ったところ、93%が「ある」と答え、その中の40%が「医療保険に入ったこと」を挙げていました。

妊娠・出産での自己負担額は地域や各医療機関によっても大きく異なり、出産育児一時金42万円(原則)でお釣りがきた(出産費用との差額を請求する)というケースから、自己負担が50万円ほどかかったケースまで様々です。医療保険から給付金を受け取れれば、経済的負担が軽くなることは間違いありません。

妊娠・出産に備えて、医療保険には入ったほうがいい?

出産後の病院

出産後も病気やけがで病院にかかったら?

経済的負担を軽くすることを考えて、医療保険を検討するなら、妊娠前に入っておいたほうが安心です。なぜなら、保険会社によって対応は異なるものの、妊婦は医療保険の契約自体できないこともあるからです。

正常な妊娠で一定週数以内の場合で、契約できたとしても、現在の妊娠に関してのトラブルは保障しない(その他のケガや病気は保障する)など、保障内容が制限されることが多いのです。

一部の保険会社や少額短期保険では、妊娠しても一定の週数までの加入なら、あるいは、正常妊娠でその後帝王切開になった場合でも給付金を支払う、という対応をしているところもあります。

今までは自然分娩出産に対して、給付金を出す医療保険は一部の共済だけだったのですが、最近は民間の生保で自然分娩出産1人に対して数万円の給付金を支給する医療保険もでています。

帝王切開をすると、医療保険に加入しにくくなることも

また、初産の次の出産などに備えて医療保険に加入したい場合、自然分娩の場合は、出産後数カ月で加入できるところが多いのですが、帝王切開だと出産後一定期間(5年ほど)契約できない保険会社も多いです。

医療保険を契約できた場合でも、保険会社の多くは妊娠の異常(例えば、合併症、帝王切開など)や子宮、卵巣系の病気について保障しないなど、条件付きの契約になる可能性が高いのです。

帝王切開で出産をするのは、現在ほぼ5人に1人。妊娠前に医療保険に加入していれば、「出産により、ほぼ20%の確率で医療保険から給付金を受けられる」ということになります。これをどう感じるかは人それぞれですし、貯蓄の額によっても必要度は異なるのですが……。

心配な人は、結婚した段階あるいは妊娠を検討した段階で、医療保険に入っておくと安心かもしれません。たとえば28歳女性の場合、入院日額1万円の終身医療保険だと、保険料は月1500円から7000円程度です。

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