ローマで敢えてパルマ料理を食べる、パルマローマへ
ローマ料理も確かに美味しいけれど、滞在も数日目に入ると、少し違う料理が食べたくなるかもしれません。日本同様、南北に長い地形のイタリアには、地域によっていろいろな料理があります。ここではイタリアでも美食の町として名高いパルマの料理が食べられる、パルマ料理レストラン「パルマローマ」を紹介します。イタリアの北部、エミリア・ロマーニャ州の街パルマ。日本にもファンの多いチーズ、パルミッジャーノ・レッジャーノやプロシュット・ディ・パルマ(パルマハム)は、名前の示すとおりパルマ生まれ。
このパルマとエミリア・ロマーニャ州の豊かな食文化をローマで紹介すべく、パルマ出身のオーナーによって、パルマローマはオープンしました。
パルマローマは、レストランのほかグルメショップも展開。パンテオンのすぐそばという、旅行者にはとても便利なエリアにあります。
レストラン
地下にある店内は落ち着いた雰囲気で、温かみがある印象。スタッフもとてもフレンドリーで、熱心に料理の説明をしてくれます。出てくるのはもちろんパルマとエミリア・ロマーニャ料理。ハムの盛り合わせやパルミッジャーノ・レッジャーノを使った前菜はマスト。プリモ・ピアット(第一の皿)では生パスタを使った料理やリゾット、セコンド・ピアット(第二の皿)では肉料理がおすすめです。もちろんドルチェやパンも自家製。ワインは店内のワインセラーから出します。
夕食時はアラカルトになり、オーダーするものにもよりますが、一人当たりの予算は35~45ユーロです。ランチタイム(12~15時)にはお得なコースが18ユーロで食べられます。メニューには載っていませんので、スタッフに聞いてみてください。以下、各々おすすめをご紹介していきます。
ハム盛り合わせの他に前菜のおすすめは、「パルミッジャーノ・レッジャーノの妙薬」という名前がついたElisir di Parmiggiano Reggiano。パルミッジャーノ・レッジャーノをオリーブオイルで練ってペースト状にしたもので、パンにつけて食べると絶品です。モデナのバルサミコ酢でつけたボレットの小玉ねぎ(Cipolline Borettane sotto aceto balsamico di Modena)も食欲をそそります。