実用品としてのパッチワーク・キルト
実用品としてのパッチワーク
春を先取りする花柄使いのインテリア
現代の日本では、キルトを使う場はベッドとは限りません。大きめのものなら、カーペット、ソファ掛けやひざ掛けのほか、玄関マットにもなります。どれも好きな色、布で作って、手作りならではのインテリアが楽しめるのがうれしいところ。今の季節なら、春を先取りするような花柄の布を使ってキルトを作りませんか。季節ごとに取り替えるのもおしゃれです。写真のキルトは、玄関の靴を脱いで上がったところに、カーテンの代わりにキルトを掛けている例。キルトで冷たい空気を遮断する工夫です。天井からカーテンのようにキルトをつるし、実用を兼ねたインテリア。作品 本島育子
パステルカラーでまとめたコースターと小物入れ。作品 岩崎美由紀
花柄を引き立てるシンプルな四角つなぎ
人気のリバティプリントも、多くは花柄です。プリントの柄自体に個性のあるものは柄を生かして大きく使うほか、四角つなぎなどのシンプルなパッチワークでまとめると、柄が生きます。写真の作品のように白地やきなりなどの無地と合わせると、より布の色がきれいに見えます。主にリバティプリントを使ったお昼寝キルトとミニ枕。キルト 斉藤志津子 枕 山本さくら
小さな布で作る小さな飾り
ほかにもアップリケで具象的に花を描くこともできます。また布で立体の花を作ることもできます。写真はペットボトルのふたを利用したおひなさま。布の花びらに包まれて、小さな赤ちゃんのようなおひなさまがいる、愛らしい作品です。パッチワークキルトではありませんが、小さな布を生かせるという喜びがあります。花の中にいるおひなさま。作品デザイン 林洋子 製作 スプール&キルト
※写真はすべて「パッチワーク倶楽部」100号から。
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