持参するもの
いきなり新しいフードに変えると食べなかったり、お腹の調子が悪くなることがあるので、猫がいつも食べている食事(フードや缶詰)を宿泊分より余分に持参してください。できれば、食器も家で使っているものを持ち込む方がよいでしょう。自宅で使用している猫のベッドやニオイのついた毛布などを持参して、少しでも猫がリラックスできるようにしてあげてください。
猫の性格や毎日の様子をメモ書きして担当者に渡しましょう。メモには、家での食事の時間、量、内容、回数、そして留守中の連絡先も忘れずに明記しておきます。万一猫の体調が悪くなったときに、かかりつけの動物病院に連れて行ってもらえるのであれば、その連絡先なども知らせておきましょう。ワクチンやノミ・ダニ駆虫の証明書などのコピーも持参した方がよいでしょう。
動物病院か? ペットホテルか?
もともと持病を持っていて特別な療法食や治療が必要な猫であれば、かかりつけの動物病院に預けるのが一番安心できます。しかし、動物病院はもともと治療に通うところ。どんな感染症を持っている猫がいるかわかりません。預け先の動物病院が、入院している患畜とは別にホテルスペースを用意していれば安心して預けられますが、入院棟しかない場合は先生に相談してみてください。ペットホテルと同様に、猫だけのスペースが確保されていることが必須です。猫を飼う前から、家を空けることが多いとわかっていれば、猫が幼い頃から月に1度、もしくは定期的にペットホテルに預けて慣らしておくことをお勧めします。何度も預けられて、それが習慣化していると猫のストレスも少ないかもしれません。
非常に警戒心が強く、家族以外の人には懐かない、動物病院に連れて行っても威嚇したり、ひどくなるとお漏らしして抵抗する……。もしあなたの猫がこのタイプであれば、できる限り家に置いて面倒をみてくれる人を頼んでください。環境変化に対応できない猫は、預けられることで病気になることもありますので、ご注意ください。
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