ポイント・マイル/マイルのお得な貯め方・使い方

デルタ航空、ユナイテッド航空のマイレージ改悪(2ページ目)

デフレ脱却を掲げた経済政策「アベノミクス」により、インフレを推し進める動向が続いています。日本が例外というわけではなく、その動きは米国にもあるようです。それを受けてか、「第二の通貨」と言われているマイルにインフレの波が押し寄せています。デルタ、ユタイテッド航空が特典航空券への必要マイル数を改定。必要マイル数を大幅に引き上げている路線もあり、改悪と言えます。「改悪」点を見てみましょう。

菊地 崇仁

執筆者:菊地 崇仁

ポイント・マイルガイド

  • Comment Page Icon

デルタ航空「スカイマイル」の変更点

次に、デルタ航空の「スカイマイル」についてです。デルタ航空はスカイチームというアライアンスに属しています。ユナイテッド航空に続き、こちらも特典航空券交換の必要マイル数を改定しました。今回の改定は、2段階に分けて行われます。第一弾は2014年2月1日~2014年5月31日。第二弾は2014年6月1日以降です。ただし、エコノミークラスの必要マイル数は2014年2月1日以降と6月1日以降では変更がありませんので、ここでは「改定前」「改定後」として取り上げます。

こちらも、ユナイテッド航空同様、日本発着路線に着目します。また、デルタ航空も往路復路でクラスを乗り分けることもできますので、片道の必要マイル数を見ていきましょう。今回、Standardの表示が無いのは、エコノミークラスのStandardに関しては改定が無かったからです。

デルタ航空「スカイマイル」の改悪

デルタ航空「スカイマイル」の改悪



ユナイテッド航空ほどではありませんが、デルタ航空もSaver特典のマイル数を引き上げています。特に目立つものと言えば、ハワイ、南アジア亜大陸路線ですね。南アジア亜大陸にはモルディブも属しています。人気の2路線がターゲットになったのでしょうか。次いで、日本も属するアジア北部内が高い増加率を示しています。


上記2社のマイレージを利用していた方は、他のマイレージに切り替えたほうが良いのか、迷うところでしょう。ただ、これらの必要マイル数改定を受けて、他航空会社がどういった動きをするのか、まだ読めない状況にあります。他航空会社も必要マイル数改定に踏み出す可能性がないとは言い切れません。次回の記事で取り上げますが、外資系航空会社のマイレージにはおトクな点もあります。貯めたマイルをいかにおトクに使うかを見出していきましょう。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/4/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます