成績が上がらない子の共通点5つを知り、その逆をして成績を上げる
成績の上がらない子供の共通点は?
成績が上がらない子の共通点1:勉強し始めるまでが長い
成績が上がらない子は勉強するまでに時間がかかります。勉強をなかなか始めずに部屋の片づけをしてみたり、プリント類を整理し始めたりします。ただし、子どもは勉強が大切だということは、親が思っている上に理解しています。子どもが勉強をしない理由はただひとつ。勉強しなくてはとは思っていても「やる気」が出ないからです。大人でも禁煙しなくてはと思っても煙草を吸い続けていたり、ダイエットしなくてはと思っても夜にカロリーの高いものを食べてしまったりするのと同じ心理です。では、どうすれば子どもを勉強する気にさせることができるのでしょうか。それはやる気の有無に関わらず、とにかく勉強をさせ始めてしまうことです。頭を使うものや面倒なものではなく、漢字の読み書きや簡単な計算問題などがいいでしょう。やる気は「やり始める」ことで出てくるものです。すぐに取りかかれるものを用意しておくのがポイントです。
成績が上がらない子の共通点2:まとまった時間がないと勉強できない
「自分の部屋で落ち着いて勉強する時間が取れないと勉強できない」というのが成績が良くない子の共通点です。じつは成績が良い子は意外と長い時間机に向かい続けて勉強をしていません。そのかわりに、朝ごはんを待っている間や風呂が沸くのを待っている時間、寝る直前のちょっとした時間、いわゆる「すき間」の時間で勉強する習慣がついています。市販の漢字帳や単語帳、社会の一問一答集など楽に持ち歩けるサイズの参考書や問題集を常に携帯することをお勧めします。
成績が上がらない子の共通点3:勉強する時としない時の差が大きい
成績が良くない子はたまにがんばって勉強をすると、すごくがんばった気になります。そしてしばらくまた勉強しなくなってしまいがちです。勉強して身につけたものはくり返さないとすぐに忘れてしまいます。せっかく勉強した内容が積み重なって定着していく前にゼロになってしまうのです。成績が良い子は一気に勉強するのではなく、少ない勉強時間でも毎日着実に勉強を重ねることで成績アップにつなげています。いきなり習慣にするのは難しいので、まずは寝る前の10分間は漢字や英単語などの単純暗記ものに取り組む。そして朝起きて学校に出るまでの5分を使って前の晩で覚えたものを確認することを始めてみるといいでしょう。
成績が上がらない子の共通点4:イン・アウトプットのバランスが悪い
勉強しているのになかなか成績が上がらないというのはインプットとアウトプットのバランスが悪いケースが多いです。成績が良くないということは、テストで問題を正しく「解く」ことができないということです。いくら教科書や参考書を読み込んで内容を覚えても、問題が解けなければ点数は取れません。ノートをきれいにまとめる子も多いですが、それは勉強ではなくインプットの「作業」です。勉強しても成績が上がらない子はインプットにばかり時間をかけていることが多いです。では、どうすればいいかというと、「理解する」「覚える」「写す」「まとめる」といったインプットの作業の時間を減らすかわりに、「考える」「解く」「書く」というアウトプットにかける時間を増やすことです。つまり実際に問題を解いてみることです。そして解答と自分の出した答えを見比べて、チェックします。そうすることで次に自分が何をすればいいかという課題がはっきりしてきます。
成績が上がらない子の共通点5:勉強内容がターゲットとずれている
勉強してもそれが次回のテストの範囲とずれていては結果に表れません。結果に出ないと「勉強しても成績が上がらない」と思い込んでやる気がダウンして悪循環に陥ってしまいます。成績を上げるには、次回のテスト範囲をチェックして、勉強すればすぐに成果が出る単元から取りかかることです。たとえば国語であれば知識分野、算数(数学)であれば計算問題などです。勉強して成果が出ればやる気がアップし、好循環を生み出します。さて、いかがでしたか? 勉強しても成績が上がらないの子の共通点に当てはまるものがあれば、その逆をすることで成績は上がります。成績が上がる子の習慣を取り入れてみてください。
【関連記事】