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まろうど玄関

まろうどは飯田橋駅を下車してから軽子坂を登り徒歩3分で到着する。都内で唯一幻の冨倉そばが食べられる蕎麦屋である。このお店ではオーガニック料理が売りである。山菜は究極のオーガニック、まさに天の恵み、自然の贈り物であり、大変人気となっている。

東京神楽坂にある「酒蕎庵まろうど」は都会にして、ふる里へ帰ったような感覚を与えてくれる。客席は総席数で45席、宴会最大人数40名(着席時)と大人数で貸し切りのときに便利であり、利用している。

このまろうどの本店は長野県の斑尾高原にあり「奥信濃の宿と蕎麦処まろうど」と名付けられている、オーガニック料理の古里である。店名の由来もここから取られたようだ。24時間入浴できる大きなお風呂も常備された快適な宿である。もちろん蕎麦は湧水で打つ「富倉そば」である。


突き出し

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突き出し

突き出しは左からとり皮大根、サンマの昆布巻き、マグロとアボガドの醤油麹入りドレッシング和えが出される。清潔感のある白いお皿に盛られた三点はとても美味しかった。

体の中から浄化されるようなもろきゅう

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もろきゅう

もろきゅうの胡瓜も厳選された野菜であり、醤油豆(信州中野のふくろや製造)とよく合い大変美味しい。このお店では年に数回に亘り十数種類の山菜とその調理法が紹介され試食会も行われている。どれもとても美味しく、体の中から浄化されるような気がする。この美味しい山菜料理をヤマブドウで作ったワインで食べると至福の境地となる。

そば味噌焼き油揚げ

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油揚げ


油揚げは栃尾のものではないが、そば味噌焼き(長野の酢屋亀製造)をのせて焼き刻みネギを添えてあり、洒落た器に盛られ食欲もそそられる一品てある。

富倉そば

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富倉そば

富倉そばと呼ばれている蕎麦は信州飯山の冨倉地区で作られているみものを言う。雪深い土地でつなぎになる小麦粉が昔は手に入らない土地であった。そこで、土地の人たちは、ヤマゴボウの繊維をつなぎに使って、この土地独特の蕎麦を完成させたのである。それが「冨倉そば」で具体的には、オヤマボクチ(雄山火口)の葉の太い葉脈を抜き、手で揉んでは干しを繰り返し残った繊維を取り出し、灰汁(アク)抜きをして乾燥させ、一つまみつなぎとして入れる。すると、粘りこいそばになる。

蕎麦粉100%の蕎麦を十割そばと言うが最近はブームで大変な人気であるが、富倉そばも十割蕎麦である。その理由はオヤマボクチのつなぎは無味・無臭なので、蕎麦本来の香りや味を楽しる。そしてコシの強い喉越しの良い蕎麦になる。オヤマボクチは和紙を製造する時の楮(こうぞ)の役割に似ている。ごく少量のつなぎでほぼ100%の生粉を極限まで薄く「のす」ことが可能である。

神楽坂の「まろうど」には、そば前(蕎麦屋酒)として、同じ飯山で造られた「水尾」という日本酒がありこれがまた美味しい。このお店ならではのおつまみと共に水尾の純米吟醸と辛口を堪能する事が出来る。

【お店紹介】
店名:酒蕎庵まろうど
TEL:050-5869-4708 (予約専用番号)
住所:東京都新宿区津久戸町3-20 イサミビル 2F
営業時間 :【月~金】17:00~23:30(LO)、【土】17:00~21:30(LO)
定休日:日曜日・祝祭日