風邪を引きにくい住まいの環境とは
会社でも、学校でも、街中でも……。ゴホゴホ咳をしている人が気になる季節です
と同時に、引いてしまった風邪を癒やすのも、風邪にかからないよう身体を休ませるのも「我が家」。つまり住まいの環境を「風邪にとっておあつらえ向き」にしないためには、どのような工夫が必要なのでしょうか?
風邪がのどや鼻などの呼吸器に炎症を起こすことが多い点は、ひとつのヒントになります。風邪を引きにくい家を目指して、「住まいの空気」に注意を払ってみてはいかがでしょうか。
風邪を引きにくくする住まいにする3つのヒント
1:部屋の気温・湿度は「適度」に設定暖房し過ぎると、外気との気温差が大きくなりすぎてしまいます
同様に、冬場も暖房しているのに寒さを感じるようなときには、その部屋の湿度をチェックしてみましょう。外気が乾燥している場合、知らず知らずのうちに部屋の中の空気も乾燥していることが多いので、注意が必要です。
エアコンなど暖房器具の設定温度は、18~20度。湿度は50~60%を目安に、大きく変動しないよう調節しましょう。この目安を超えた、過剰な暖房や加湿を行うと、かえって身体に負担がかかってしまったり、カビやダニの繁殖を促してしまったりなどのデメリットが懸念されます。
2:部屋のホコリは低きに溜まることに注意
床上に溜まるホコリ対策にはベッドが有効ですが、ベッドの衛生にも留意しましょう
風邪を予防するため、ホコリをなるべく吸わないようにするには、直敷きの和フトンなどでの就寝より多少でも高さを設けての(ベッドなどでの)就寝の方がより安心です。
また、冬場の掃除の際には可能な限りホコリを立てないよう、吸わないよう意識を向けることも大事です。フローリング床などは固く絞った雑巾やウェットシートで拭き掃除すると、加湿にも一役買えることでしょう。この掃除中のマスク装着はアレルギー対策の点でもおすすめです。
3:換気は晴れの日も雨の日も有効
「雨だから換気しないようにする」のは、ナンセンス!?
晴れの日は、外気が乾燥気味であるという(風邪対策としては、やや)デメリットがある反面、日光の紫外線で晒された空気はインフルエンザウイルスなどまで殺菌されているという心強いメリットが期待できます。
一方雨の日やくもりの日は湿気が高く、そのために住まいの換気には不向きのように思われますが、こと風邪シーズンには「天然の加湿器」となります。家族が風邪を引いている場合、休んでいる部屋にはそのウイルス等がたくさんただよっていることがうかがえますので、換気は必須です。雨だからと手控えず、むしろ好機ととらえ、大いに換気しましょう。
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