3.ネガティブな質問
困っていることを解決してくれなければ頼りにできない。実際に相談してみるのが一番のチェックになるはず。
答えの出ていない質問よりも、既にふたりで答えを見つけていることや、こうしたいという目標が見えている内容がおすすめ。モラルやルールなどの価値観を問う内容にすることで、診断もしやすくなります。
例えば、こんな質問です。
- 親は結納をしろとうるさいが、私たちは堅苦しいことはしなくてもいいと思っている。意見が食い違っているがどうすべきか?
- 彼は身内だけで済ませたいというが、私はお世話になっている上司や同僚も呼びたい。どちらがよいと思うか?
私たちには悩みがない、という場合は、式場がNGとしていることに触れる質問で確認してみてください。自分たちのこだわりを基にして質問してみましょう。
- いつもお世話になっているヘアメイクさんにメイクをしてほしい。美容室を貸してもらえないか?
- ウェディングケーキをお気に入りのお店で作ってもらいたい。持ち込んでゲストに振る舞うのは可能か?
ふたりの価値観をちゃんと大切にしてくれるか、会場の都合を押し付けないか。例外的な対応になるなら、OKなこととNGなことを明確に、理由もきちんと納得いくように説明できるかどうかを見ましょう。「きまりなので」などの答えは言語道断。NGな場合でも、どんな形で納得させてくれるかで対応力も測れるはず。
なお、金額の話は決定するかどうかに焦点が当たってしまい、本来探りたいこととは違う方向に話がそれるのでおすすめしません。特に値段交渉は、本当にその式場でやると決めてからにしましょう。挨拶して早々に金額の話をしてくるようなプランナーも、相談役としては不適当なことが多いので、診断基準にしてみてください。
準備を楽しむためには、関係するスタッフといかにスムーズなコミュニケーションが取れるかが重要。たくさんのスタッフのハブとなるプランナーと相性が合わなければ、いい提案も、スムーズなコミュニケーションも難しくなってしまいます。また、理想のスタイルを作り上げるには、プランナーが自分たちの抱いているイメージを理解してくれることが大前提となります。納得いくまで話をすることも必要でしょうし、一カ所だけ見て、または、1人だけに会って即決するよりは、何人かと話して、比較した上で判断するほうが、よりよい判断ができるはずです。
万が一、準備が始まって、この人とは合わない!ということがあれば、早めに担当チェンジを式場に申し出て。楽しく準備をしてこそ、幸せな気持ちで当日を迎えられるのですから。