今回は第一三共ヘルスケア株式会社マーケティング部カテゴリーグループ・ブランドマネジャー【解熱鎮痛領域】担当の岡本淳さんに、鎮痛薬のひとつ『ロキソニンS』の特徴や飲み方、日常の痛みのコントロールについてお話をお伺いしました。

臨床実績から有効性・安全性の高さが認められ、
スイッチOTC薬へ

ロキソニン

ロキソニンS 撮影:多田裕美子

過度のパソコン作業やストレスからくる頭痛、長時間座っていることによる腰痛や肩こり、毎月の生理痛などなど……。実は日常生活の中にはいろんな痛みがひそんでいます。でも、私たちの中には「熱もなく痛いだけ。少しぐらいは……」と我慢し、「しょっちゅう薬を飲むなんて軟弱」「効かなくなるかも」などと、何かと理由をつけて鎮痛薬を飲むことを敬遠しがちな人も多いかもしれません。

しかし、痛みと薬の関係はしだいに明らかになり、「鎮痛薬をうまく服用することで、今までより積極的に痛みを緩和し、生活の質をもっと良くしていこう」という考え方が広がってきています。 そんな中、あのロキソニンが薬局・ドラッグストアで購入できるようになっていました。

――ロキソニンって、以前はお医者さんの診察後しかもらえなかったですよね。今は薬局で買えるんですか?

岡本さん

ロキソニンS担当のブランドマネジャー 岡本淳さん 撮影:多田裕美子

岡本さん「2011年1月からスイッチOTC薬として全国の薬局やドラッグストアで『ロキソニンS』を買うことができるようになりました。OTC薬(Over The Counter Drugの略。カウンター越しで売られる薬という意味)とは、医師の処方箋なしに販売や購入ができる市販薬を指します。医療用から転用(スイッチ)されて一般に売られている薬だからスイッチOTC薬と呼ばれています。」

――ロキソニンの後についている“S”には何の意味があるのでしょうか。また、医療用と中身は違うのですか?

岡本さん「医療用ロキソニンと一般販売用の区別がつくようにとスイッチOTC薬の頭文字の“S”を名前に入れています。どちらのロキソニンも成分内容、量ともに同じなんですよ。」

医師が症状を診てから処方した上で飲むべき薬も多くあります。しかし、今までの臨床実績から、副作用が少なく安全性が高いと認められ、生活者自身の管理下で飲んでもリスクが少ないと思われる薬が、市販薬にスイッチされることがあります。もちろん用法・用量はしっかり守らなければなりませんが、診察とセットではなくても購入可能な薬ということですね。

他のジャンルの薬を含めるとスイッチOTC薬自体は珍しくないものの、鎮痛薬で認められたのは『イブプロフェン』以降26年ぶり。痛みを抱える人にとって、これは選択肢の幅を大きく押し広げる変化といえるでしょう。また、医師の処方目的によって、用法・用量も市販のものと変わってくることがあるそうなので、病院でもらったロキソニンが切れたから、代わりに市販で買えるものをということは避けるべきとのことでした。