雪上カーニバルで、最大規模の雪像と雪花火を楽しもう!
十日町雪まつりのメインイベントは、2日目となる土曜日の夜に行われる雪上カーニバル。会場は十日町駅から歩いて30~40分程かかる丘の上にある城ヶ丘ピュアランド特設会場です。バス等はなく、途中からは雪が積もった坂道を注意を払いながら登っていく形になります (台数は少ないですが、予約したタクシーでの移動は可能)。 城ヶ丘ピュアランドには、雪まつりの目玉となる巨大な雪像が造られます。2週間程度の時間をかけてじっくり造られる雪像は毎年テーマが変わり、趣向を凝らしたデザインとその大きさ、美しさが目を惹きます。 雪上カーニバルは、日が暮れ出す17時からスタート、十日町の特産である着物のショーなどを経て、ゲスト出演する歌手やアーティストのステージと続きます。夜の闇に包まれた中、ステージがフィナーレを迎えると、雪像の後方と右側からたくさんの雪花火が打ち上がって、感動はピークに達します。
シンシンと冷え込む中、ショーと花火を見る形になりますので、しっかりとした防寒対策が必要です。また無料観覧エリアから見る場合は立ち見となるのですが、雪像と雪花火のコラボレーションは「何度でも見たい」と思える美しさですね。 雪上カーニバルの終了は18時30分頃。大勢の人が一斉に帰ることから、係の方の誘導により順に会場を後にします。帰り道は雪で足下が滑りやすい坂を下るので、おのずとゆっくりとしたペースになります。
夜はライトアップされている雪像を楽しめたりしますので、十日町駅に戻るまでには1時間半程度の余裕を見ておけば良いでしょう。
また最終日となる日曜日の昼には、この城ヶ丘ピュアランドのステージでロックバンドが集まるフェスティバル「豪雪JAM」も開催されます。
十日町へのアプローチにも楽しみがあります
十日町へのアプローチは、JR飯山線と北越急行ほくほく線の両方が使えますが、ほくほく線のほうが列車本数も比較的多く、便利です。このほくほく線の普通列車の一部には、土曜・日祝日を中心に「ゆめぞら号」というイベント用車両が使われることがあります。
ほくほく線は魚沼丘陵を横断するため、長いトンネルが多い鉄道です。トンネルが多い分、車窓を楽しむことができなくなりますが、「ゆめぞら号」ではこのトンネルを有効活用します。 長いトンネルを走行中、「ゆめぞら号」では車両の天井にさまざまな映像を映し出すことができるようになっています。
十日町雪まつりの際は臨時列車も出るほどの混雑時期なので、落ち着いて見るのは少し難しいかもしれませんが、もし「ゆめぞら号」に乗車した場合は、トンネル走行時の素敵な映像も楽しんでみてください。
現代雪まつり発祥とされる十日町雪まつりをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
詳しいアプローチ方法については次ページにまとめましたが、雪に対する足元の備えやしっかりとした防寒対策などの手間はかかるものの、冬の豪雪地帯ならではの見応えのある十日町雪まつりをぜひ体験してみて下さい。