万引きするのは仲間外れにされるから?楽しいから?

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万引きの年間被害総額は4600億円にも

テレビなどで、子ども達に影響力のある芸人などが、万引きをとても軽い行為のように言っているのを耳にすることがありますが、いつも、とても腹立たしい気持ちになります。

未成年の万引き検挙人員は、1998年の5万人強に比べ、2012年には2万人弱とかなり減っては来ていますが、今なお、青少年の犯罪の中で最も多いのです。万引きによる年間被害総額は4600億円にもなっています。我々はこのことをもっと深刻に受け止めなければなりません。

まず、今回の記事では、特定非営利活動法人 全国万引犯罪防止機構のデータをもとに、子ども達の万引きに対する意識、万引きとの関わりについて考えてみたいと思います。今からご紹介するデータは、全国の129校の小5、中2、高2を対象としたもので、計11,523 票によるものです。

 

「万引は絶対にやってはいけないこと」が9割

  1. 絶対にやってはいけないこと
  2. やってはいけないことだが、さほど問題ではない
  3. よくあることで、何も問題はない

の設問に対し、万引は「絶対にやってはいけないこと」と答える者が、小学生が96.4%、中学生90.8%、高校生90.5%であり、小学生と中高生の間に差はありましたが、いずれにおいても9 割以上を占めており、ほとんどの青少年が、万引は許されない行為であるという認識はあるようです。

他の非行と比べた場合の万引に対する意識

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「万引のほうが悪い」と回答した人数を分母とし、「比較対象のほうが悪い」
と回答した人数を分子とした比較

万引の位置づけは、小中で喫煙レベル、高校では喫煙より万引のほうが悪いという回答が多くなっています。

人に危害が加えられるいじめや暴力の方が万引に比べて悪いというのは、健全な結果と言えますが、万引も刑法に触れる犯罪であることを教育していかなければなりません。